全肯定監督生が行く

あてんしょん
会話文のみ
疲れた人が褒められに来るだけ。
監督生の性別は不明




グリム編

「子分!俺様今日は疲れたんだぞ…俺様を褒めてツナ缶出すんだぞ!」

「急だなぁ…そうだなぁ。全肯定監督生開店です!グリムはエラいね!一日寝ずに授業を真面目に受けて、たくさんご飯食べて、元気に遊んで、子分の面倒もみてくれて!今日も一日力一杯頑張ったグリムはエラいぞ!ご褒美にツナ缶を2個開けてあげよう!」

「…子分、お前もツナ缶食うんだぞ。」

「え、珍しいね。ありがとうグリム」



エース編

「グリムから聞いたんだけどさー、俺も褒めてくれね?」

「え、なんで?」

「いいじゃん。なんとなく!」

「…まぁいいけど。どうもこんにちは!全肯定監督生です!よっぽどの事以外は肯定してあげるよ!」

「それ全肯定じゃねーし、妙なとこリアルにすんなw」

「エースはねぇ、ハーツラビュル寮のしきたりいっぱい守ってエラいね!何でもない日のパーティの準備もいつも手伝ってるし、フラミンゴの餌やりも頑張った!勉強もソツなくこなして、今日は飛行術もバッチリだったよね!魔法薬を作る時も手順バッチリだった!」

「他には?」

「部活でも張り切ってたね!フロイド先輩にも怯まずにボール取りに行ってたし、ジャミル先輩にも負けてなかったよ!カッコよかった!デュースへのツッコミもグリムのお世話も手伝ってくれて助かってるよ!いつもありがと!」

「…。」

「頑張ったエースにはアイス買ってあげるね!」

「なんでアイスなんだよ」

「え、今食べたいから…?」

「購買部にアイス買いに行こうぜ…ありがとな、監督生。奢ってやる」

「え、奢ってくれるの?」



ジャミル編

「監督生…」

「あれ、ジャミル先輩。おひとりですか?」

「いや、その、エースから全肯定監督生とやらを聞いてな…」

「これ人気なんですかね…はいご指名頂きました!全肯定監督生です!余程のこと以外は肯定します!」

「それは全肯定とは違うのでは?w」

「エースと同じこと言いましたねwジャミル先輩は、自分の世話をするだけでも大変なのに、カリム先輩の事も完璧にしてて凄いですね!料理も毎食作って、自分の授業もしっかり出ながらカリム先輩の授業の準備もして、後輩の面倒も見て、体ひとつじゃ足りないくらい頑張っています!」

「……。」

「副寮長としての仕事もこなしてるし、バイパー家としての役割や仕事は…詳しくは分かりませんが大変なのに上手くこなしていると思います!危機管理能力と危機回避能力がずば抜けてますね!きっとみんなジャミル先輩の知恵を頼りにしてます!才能と努力の塊ですよジャミル先輩!」

「…監督生、結婚しよう」

「え、なんて?」



アズール編

「監督生さん、ちょっと」

「あれ、アズールさん珍しいですね」

「その、ジャミルさんから面白い話を聞きましてね…?」

「もしかして、全肯定監督生をご指名ですか?大丈夫!全肯定監督生は余程のこと以外は肯定します!もちろん秘密厳守です!」

「助かります。…余程のこととは?」

「そこは皆さん引っかかる所なんですねwアズール先輩はね、前から思ってたけどとても努力家ですよね。テスト対策ノートもイカサマ一切無しの全てアズール先輩が調べあげたものでしたし」

「当然です」

「でも、アズール先輩はちょっと頑張りすぎですね。なんでも1人で頑張って出来ちゃうから無理しすぎなんです。モストロラウンジも休みなく出てますし、もっとワガママに自分の時間を手にしてもいいんですよ?」

「……」

「努力家で頑張り屋なアズール先輩だから、呼べば助けてくれる人達だって集まって来たんですよ。ジェイド先輩とフロイド先輩のようにね!アズール先輩は」

「もういいです…」

「アズール先輩、不快にさせちゃいました…?」

「いえ、もう充分です…ありがとうございます。その、今夜、モストロラウンジのコースをご馳走させてください…」

「ありがとうございますー。…皆やたらと太らせに来るなぁ」



ラギー編

「監督生くんー」

「ラギー先輩、どうしました?」

「全肯定監督生くんを指名しに来たんスけど」

「もしかして流行ってます?はいご指名の余程のこと以外全肯定監督生です!」

「今までの話を聞いてると、余程のことなんて何があるんスかねw」

「まぁそこは気にしないお約束なんでwラギー先輩は人一倍周りに気を配ってエラいですね」

「レオナさんの事とかスかね?」

「そうですね!レオナ先輩のお世話もしてて大変だと思いますけど、無茶しやすい後輩たちのお目付け役もしてますし、ホリデーの際には近所の子供たちのことも話してくれましたよね」

「あぁ、そういやそんなことも…」

「ラギー先輩は自分をずる賢いハイエナだって言いますけど、個人的な意見としてはいつも周りをよく見てフォローして何事にも前向きで素敵だと思います!小言言いつつ面倒見て助けてくれるラギー先輩のこと、自分も含めて皆きっと大好きですよ!お料理も上手で家事も出来ちゃって、ちゃっかりなんでもこなしちゃうところもクールです!」

「監督生くん」

「はい?」

「サバナクローに転寮しないスか」

「…はい?」



☆☆☆
つづくかもしれないし、続かないかもしれない
全肯定監督生はみんなを愛しみんなに愛される!といいね?

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