特に理由のないエロが監督生を襲う!!

アテンション
続いた。上のやつから読んでね



「その、マジでやるんすか…」

閉店後のモストロラウンジの一室で、監督生は死にそうな顔で目の前の男達を見上げる

定時になった瞬間、ダメ元で逃げようとはしたのだ。

1分と待たずに双子に挟まれて逃げ場をなくし、両腕を掴まれてこの一室に引きずり込まれた。

その間も必死に手足をばたつかせて抵抗したが、2人ともビクともしなかった。喧嘩慣れしている長身の男達と、一般的な体格の監督生では体力や筋肉の付き方がそもそも違うのかもしれない

ソファーにポイと荷物のように投げ捨てられ、せめてもとでも言うように身を丸めて防御の姿勢をとる

男達は唯一の出入り口を背に、ニヤニヤと笑みを浮かべている

「いつの間にかアズール先輩まで増えてるじゃないですか…」

「いやぁ、この2人からおもし…興味深いものが見られると聞いたものですから」

ニッコリと笑みを深めて、そう告げる。監督生は、明らかに「面白いもの」と言いかけたアズールを睨みつける

「相手もいないし、同性にひとりHさせて見学なんてクソつまらなくないですか?」

「そうは言われましても、僕達人魚にはない器官ですし…1度、実際に生殖器の扱いを見たいと思っていたんですよ」

生物学的な興味です。とさらっと言われ、監督生は自分の感覚がおかしいのかと頭を抱える

「ねぇ小エビちゃん、さっさとしてよ。」

「こらこらフロイド、急かしては可哀想ですよ」

待つことに飽き始めたフロイドをジェイドが宥める。片割れに止められなければ、服を剥ぎ取って丸裸にひん剥いていたことだろう。

埒が明かないと思ったのか、アズールはわざとらしく手を打って

「では、契約しましょう。取引きです。」

と言った。

「取引き?」

「えぇ。せっかくの機会ですし、生物学的に興味もあるので生殖器の扱いを教えて頂きたいのは事実。ですので、こちらからもいくつか提案しましょう」

「あー、じゃあ俺かジェイドがぁ毎晩賄い作ったげる。」

小エビちゃん、お金ないんでしょ?と悪気なく言い放たれ、うぐっと小さく呻く。お金があるならバイトなんぞしていない。

「それは名案です。もちろん、デザートもお付けしますよ?」

「それから、当店を今後ご利用の際、30%offのチケットを差し上げます」

ジェイドとアズールも畳み掛けるように続ける

「当然、今日のことは秘密厳守。1回きりですし、これをネタに新たな契約を結ぶこともしません。如何です?」

監督生はしばらく黙り込んだ。1回きりの鑑賞会で食費が浮くのはかなり美味しい話のような気がしてきたのだ(この逃げられない状況で、多少頭が回らなくなってきているらしい)

しかし男として、人間としての尊厳の問題は易々と乗り越えられるものではない

上目遣いで様子を窺いつつ、監督生は恐る恐る口を開く。

「……ちなみに、…ちなみにですけど、それでも断ったらどうなりますか…」

「そうですね…」

アズールはにっこりと笑って、胸ポケットから小瓶を取り出す。監督生に、よく見えるように翳しながら

「賄いもチケットも手に入りませんし、あなたはこの強力な媚薬を飲まされて意識朦朧としながら自慰行為に耽ることになるでしょうね。」

ひっと息を飲んで顔を引き攣らせた監督生とは対照的に、双子は口元を緩ませて歯をのぞかせる

「あはっ、いいじゃんそれー。面白そうだし、さっさと飲ませようよぉ」

「フロイド、一応本人の意思も尊重してさしあげないと可哀想ですよ」

監督生はやっと悟った。選択肢は始めからなかったし、やっぱりやめにしよう等と自分の意思を尊重してくれる優しい輩などここには居ない。

捕食者の彼らにとって、小エビの抵抗など無駄なのだ。ならばさっさと腹を括った方がまだ早く解放されるだろう…

「…………わかりました…契約します…。……絶対、絶対誰にも言わないと約束して下さい…」

「ええ、当然です」

アズールが契約書を取り出し、監督生は震える手でサインをした



「小エビちゃん、まだセーエキでないの?」

フロイドは監督生を後ろから抱え込みながら、つまらなそうに顔を覗き込む

荒い息を繰り返しつつそれを扱く監督生は、羞恥と焦れったさで真っ赤な顔をして涙を浮かべ

「…見られてると…緊張して…イケないんです…」

と歯の隙間から絞り出すように言った

ソファーの前に座り込んで

「なるほど、これが勃起ですか」

「こんな風にするんですね」

などと羞恥プレイ実況してくるアズールとジェイドの存在もかなり気が散るし、何故か自分を抱え込んでソファーに座っている後ろのフロイドの声も気になって仕方がなかった

いつもならとっくに射精出来ているほどの快楽があるのに、彼らに見られていると意識させられるとどうしてもうまく達することが出来ない

たった1回射精してしまえば、この空間から解放されるというのに

「はぁ…はぁ…もう、許してください…」

監督生は手を止めて懇願した。これ以上続けても熱が溜まって辛いだけで、いつまで経ってもイケない気がした

「…見られてると…出せません…無理です…」

「ふむ。困りましたね」

アズールは全く困ってない口調でそう言った

「えー、俺小エビちゃんが放精するとこ見たいし」

「では、お手伝いしましょう。このままでは辛いでしょう?」

ジェイドは監督生に向けてニッコリと笑いかけ

「フロイド、監督生さんの手を抑えててください」

とフロイドに指示を出す。フロイドは素早く監督生の手を束ねて胸の前に固定した

「な、何を…する気ですか…」

「楽にしていて下さいね、監督生さん」

怯える監督生に笑みを深めながら、ジェイドは先程から雫を垂らして快楽を求めているそれを優しく掴んだ

「ひっ…まって…今は…」

「動かしますね」

「〜〜〜っ!!!」

イくにイケず敏感になっているところに躊躇いなく刺激を与えられ、監督生は膝を震わせ身体を跳ねさせる

目を見開いて快楽に仰け反る様子を見て、フロイドは声を出して笑う

「小エビちゃん、真っ赤になって跳ねて、ホントのエビみたいじゃん。かわいー」

「思ったよりも柔らかいですね。」

「ジェイドばっかずるくね?次、俺も触りたい」

「では、1度射精したら交代しましょうか」

「まって!…やめっ!これ以上は…!」

楽しげな双子の会話も耳に入らず、必死に止めるよう懇願するが誰も聞き入れる気は無いらしい

スマホを弄っていたアズールが

「裏筋を刺激するといいらしいですよ」

と呑気にアドバイスする。

「ここですか?」

「…ひっ!…もぅダメ…イクっ!!」

ぐりぐりと敏感なところを遠慮なく刺激されると、先程とは逆に身を縮こませて、勢い良く欲を吐き出した

イケない時間が長かったためか普段より快楽が強く、はぁはぁと肩で息をして放心している監督生を抱えてフロイドは残酷に明るく

「次は俺の番ね」

と笑った



結論からいえば、あの後は代わる代わるにブツを弄り回され、結局精液が出なくなるまでイカされ続けた、らしい

何故「らしい」かと言えば、途中から意識が飛んで、気がつけばオクタヴィネルの寮室に寝かされていたからだ

「やっと起きたぁ。死んだみたいに寝てたじゃん。ウケる」

目覚めて1番、何故か添い寝していたフロイドの顔がドアップで映る

「またやろうね、小エビちゃん」

「もぅ、勘弁してください」

監督生は、だるい身体を丸めて布団の中に閉じこもり、なんとかその一言だけを告げた。



☆☆☆
イカれたメンバーを紹介するぜ!

1番まともな性知識を学んでいるものの、タコから人間になった際に生殖器が足から股間に移動してきて混乱しているアズール・アーシェングロット!

好奇心で「人間」「交尾」「オス」と調べたら男同志のセックス動画が出てきておやおやとなったジェイド・リーチ!(気にしてない)(今回その知識がまさかの役に立った)

陸上生活が楽しすぎて性行為なんて知らなかったピュアウツボだが、小エビちゃん見てたらなんかちんちんがイライラするフロイド・リーチ!

うっかりイケメンに囲まれて意識飛ぶまで攻められたせいでおかしな性癖に目覚めかけている貧乏監督生!

ちんちんが足りない発言を公共の場(Twitter)でばら撒き始めたサイトの管理人ぼんこ!


人魚は放精なのかは知らんが、伝承では人間との子供が生まれてるそうなのでブツがあるのかもしれない。そこは深く考えてはいけない…



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