二通目



苗字名前様


木ノ葉に桜が咲きました。お体のご加減はいかがですか。
突然の手紙にとても驚きながらも、言葉に表し難い程の喜びを感じました。俺も、君に会って話したいことが沢山あります。

あの日、覚えていますよ。木ノ葉をゆっくりと散策した時間は、今でも俺の心を癒やします。君と食べた団子はとても美味しくて、後日一人で食べに行った時、自分は甘いものが苦手なのだと思い出しました。
あまりお体が良くないのだね。君には、綱手様が信頼する医師がついているから、自分を信じて頑張って欲しい。俺も、遠くから祈っているから。必ず木ノ葉で、また一緒に散歩をしよう。

君の所にまで噂が行くなんて、噂とは恐ろしいものだね。
もうすぐ六代目火影に就任が決まっています。叶うなら、君に就任式を見守って欲しいけれど、無理はさせられないしね。俺の事を火影の器なんて、君にそう言って貰えると、男としても忍としても自信がつきます。俺は、決して君から離れたりしないから、迎えに行けるまで待っていて欲しい。俺も、君が元気になれるよう願っているよ。


はたけカカシ



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