一通目
はたけカカシ様
日差しが暖かくなり、春の息吹を感じる季節になりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
貴方にお手紙を書くのは久し振りで、何から書けば良いのかわかりません。あなたに伝えたいことが多過ぎて、会えたら良いのにとさえ思ってしまいます。
最後に会った日の事を覚えていますか?私は、今でもすぐに思い出せますよ。貴方の優しさが、今でも私の生きる励みになっているから。あれから、私の状況はかなり変わってしまいました。なので、まだまだ木ノ葉には戻れそうにもありません。里がとても懐かしいです。貴方は、今でもあの優しい里の中で頑張っているんでしょうね。貴方がとても羨ましい。
さて、暗い話はやめにします。
先日、貴方の噂を耳にしました。火影様になるのですね。私は昔から、貴方は火影になる器だと思っていましたから、思ったよりも驚きませんでした。貴方がどんどん遠くへ行ってしまう気がして寂しいですが、遠くから変わらず貴方の幸せを願っています。だから、安心して下さい。
風邪などひかれぬよう、ご自愛下さい。
春めいた朝日に照らされて
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