「氷帝学園のキングがこんな事してるなんてバレたら大変じゃない?」

「うるせーな、俺様の部室なんだから構わねーよ」

「ふふ、相変わらずだね」


チュッとキスをすると跡部があたしの頭を掴んで舌を中に入れてくる。跡部はキスが上手い。いや、キスだけじゃなくてセックスも。

「跡部…」

「アーン?名前で呼べって何度言ったら分かるんだ?」

「…け、けーご」


まだ慣れないこの呼び方。ずっとクラスメイトだったっていうのもあるかも。入学当初はとにかく生意気でプライドが高い高飛車な奴だと思ってた。

でも、違ったんだよね。みんなが帰ったあとに一人でひたすら壁打ちの練習してるのをこっそり見てしまった。たまに忍足とも残って打ち合いをやってるのも見かける。

見かけによらず、結構努力家だったんだよね…。あたしは跡部のそんなところに惹かれたのだったりする。


「名前、俺の上に乗れ」

「え…!」


自分の膝の上に手招きをする跡部。やだ、なんか恥ずかしい。

早くしろと急かすから、渋々膝の上に座った。跡部と向かい合って。制服だから下着が直に跡部の膝上に触れて更に羞恥心を煽られる。しかも硬いものが当たっているような…


「あ、跡部、まさかもう…?」

「悪ぃかよ。好きな女が俺の上に乗ってんだ、興奮しないわけねぇだろ」

「う、うう…」

「という訳で、抱かせろ」

「はあ…!?んんうっ…」


また唇を塞がれて跡部の舌が中に入って来た。その間にもあたしのシャツのボタンを器用に外して、ブラをたくし上げた。

(い、いつもながらに素早い…)

膝上に乗ってるから自然と跡部の顔の前にあたしの胸があるわけで…、あたしの乳首を甘噛みしながらもう片方の乳首を強く摘まれる。跡部は知り尽くしている。あたしは優しく触れられるより、強くされる方が好きってことを。


「あと、べぇ…っ」

「違えだろ」

「け、けいご…」

「何だよ?」

「下、も、触ってぇ…っ」

「ハッ、言われなくても触ってやる」


パンツの脇から指を入れていきなり2本の指が中に入ってきた。


「ひあ、あ、はげ、し…!」

「激しくしてるんだから当たり前だろーが」

「い、あんっ、ん、け、ご…っ」

「アーン?何だよ?」

「い、れて…っ」

「そんなに欲しいなら自分で入れてみろ」


我慢出来なくなってパンツを咄嗟に脱いで景吾のペニスを握って、自分の中に埋めていった。


「ん、ん、あ、んんっ…!」

「ほら、全部入ったぜ?」

「…いじわる」

「動けよ」

「…はい」


気持ちいいトコに擦れるように腰を振った。景吾のペニスは大きすぎるから、あたしが上だと奥まであたりすぎて痛いんだよね。


「ひぁ、あっあ、あんんっ、きもち、い…っ」

「自分から腰振ってこんなに涎垂らしやがって…俺のチンコがそんなにイイのか?」

「ふ、ん、うんっ、けーご、のおっきいおちんちん、すきぃ…っ」

「じゃあもっと腰振らねぇとな。この程度じゃ俺は満足しねぇぜ?」

「ひゃい…っ」


舌が回らないくらい気持ちいい。景吾の言う通り更に激しく腰を揺らすと下からズン、と突き上げられるような僅かな痛みが走る。


「ひあ、ん、あっあっ、け、ご、だめぇっ」

「アーン?何がダメなんだよ?こんなにまんこ締め付けやがって、よっ…」

「ひあああ、あああっ、ん、あっ!


景吾が下からあたしを激しく突き上げてくる。奥まで当たって痛いんだけど、快感のが勝ってしまう。突き上げながらあたしの乳首を噛んでくる。駄目、こんな事されたらもう…


「そろそろイクか?」

「ん、ああっ、イ、ちゃ…っ」

「俺も、イク、ぞ…っ」

「あ、いくっ、ひあ、あっ、あああっ、」





…やばいどうしよう。


「あと、べ…中に出してた…よね?」

「アーン?生で入れてきたのはテメェだろーが」

「う…うう…」


だってあたしたちはまだ中学生だし子供が出来たら…なんて思うといてもたってもいられない。

あたしがそわそわしていると跡部はあたしを引き寄せてまた膝に乗せて抱きしめた。


「バーカ、名前との子供なら俺はいつでも大歓迎だぜ?」

「まだ中学生のくせに」

「ウルセー。それにガキでも出来りゃ既成事実にもなる」

「…何の?」

「決まってるだろ、名前…」



(お前は一生俺様の側に居ろよ)



ああ、あたしはなんて素晴らしい世界に引き込まれてしまったのだろう。





20110405



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