眠る直前まで会話を交わして、君のことを思いながら微睡んで。きっと君も同じように眠りに落ちる寸前まで俺のことを思ってるなんて、なんかロマンチックだと思わない？

本日の月は生憎の空模様で見えず、か。…月なんて大層なモン流石の俺でも盗めねぇからせめて写真に納めてヤツに送ってやりたかったんだけどな。

あーくっそ、カッコ悪いとこ見せちまったな…。アイツが安心して甘えられるくらいの男にならねェと。

毎度、毎度…懲りずに良くもまあこんなに飲むモンだな。俺のバカヤロォォ！吐きそ…うえっ…。

好き、大好き、愛してる。しおちゃん、私にはあなただけ。しおちゃんもそうだよね？

ああ、苦い。苦いものが口からどんどん溢れてくる。でもこれは吐き出しちゃダメ。だってしおちゃんには関係ないことだから。私が飲み込まなくちゃ。

永遠なんて本来望むべきじゃない。壊れものだからこそ慎重に扱おうと思えるんじゃなくて？永遠に終わりがないものなんて、一体いつまで大切にできるのかしらね。