《3人の日常》


2018February
28 Wednesday 19:08:49

大変だ…吃驚するほど月島の話が進まない…

>>hino


2018February
22 Thursday 21:15:45

◆突発SSS/山本

※成人済設定

彼女は妹と同い年であるが、実は自分より年上なのではないかと思うほど、しっかりしている。
気遣いできる。料理は上手い。アイロン掛けは下手するとうちのオカンより綺麗だ。整理整頓得意。
…まったくもって非の打ち所がないである。
今日も今日とて俺の部屋に来て、溜まった洗濯物をこれまた丁寧に畳んで、メシを作ってもらってしまった。
せめて食器は洗うと申し出たのだが「猛虎さん、疲れているんですから、ゆっくりしてて下さい」と言われて何もできず。
ぜんぶやってもらってて、ただ座ってテレビ観てるって…

…なんか俺ものすごくダメじゃねえ?

洗い物を終えて彼女が隣に座る。
テーブル代わりのコタツには茶の入ったコップ二つ置かれる。

二度目だけど、なんか俺ものすごくダメじゃねえ?

「なぁ…」
「なんですか?」
「家事とかやってもらうのは、すげー助かってんだけどよ、大変だろ?お前だって休んでいいんだぞ?」

それに彼女はキョトンと首を傾げる。

「私が好きでやってるので全然大変じゃないですよ?」

ああ俺の彼女まじ最高。可愛い。天使か。女神か。否、天女か。俺ほんと幸せ者だよ。
…って、いやいや、そうじゃなくて!コイツが可愛いのは分かってるから!

「だから、そのー、なんてーの?たまにゃ甘えろってこと」
「甘える…」

これまた彼女は首を傾げ考える。
しばらくたって、俺と向き合うように座り直した。

「えっと…ギュッてしてください…」

いやだからそういうことじゃねえんだけど。
だけど!可愛いから!もうなんでもいい!いくらでもしてやるわ!


=end=

年下彼女にベタ惚れな山本氏。たぶん一日十回は「俺の彼女まじ可愛い」ってなってる。
猫の日だから猫関連!と思ってトラさん。


>>hino


2018February
19 Monday 20:03:43

◆突発SSS/小鹿野

※社会人設定


うじうじ悩む自分が情けなくて、みっともなくて無性に嫌になる。


駅のホームベンチに座って、何本目の電車を見送ったんだろう。
今日はいつもより早く上がれたから、気になっていた店に入ったり、本屋に寄ったり道草食いながら歩いていた。
たまたま明日は有給をもらってたし、特に予定も入れてないし、ひとり暮らしだし、遅くなる分には支障ない。
でも、そろそろ帰らないとまずいよなぁと思う程度の時間になっていた。

「大丈夫ですか?」

ふと人の気配。男性の声。鞄に額を押し付けていたからなのか具合でも悪く見えたのだろう。
…ああ、もう帰ろう。
人様に迷惑かけるのは社会人として良くない。

「すみません、なんでもないので…」
「あ」
「え」

愛想笑いで顔を上げて、私は固まる。
互いに間の抜けた声を出してしまったのは、あまりに意外だったからだ。

「えっ、小鹿野くん…?」
「お、おう…」

まさか高校のクラスメイトにこんな形で再会するとは思わなかった。

「えっと、とりあえず、おまえ平気か?駅員呼んで来るか?」
「いや、大丈夫。うん。大丈夫だから」

いっそ赤の他人だったなら、ここまでぎこちなくなかったのかもしれない。
なんだか気まずさやらなんやら色々入り混じる。

「そうかよ…じゃ、気を付けて帰れよ」
「あ、うん。ありがと…」

そのまま彼は階段を登っていく。
…え、ここ小鹿野くんの家の最寄り駅だったの?
今の職場に勤めて、それなりに経つけど全然知らなかった。
もしかしたら、すれ違ったりしてたのかな。
まさかの事実判明だ。

「…あ」

予想外のことにビックリして、電車が着ていたのに結局また見送ってしまった。
次は約十分後。

「何やってんだか…」

鞄を抱きしめて俯いていると、再び人の気配して男物の靴が見えた。
あれ、この靴さっきも見たぞ?
ゆっくり顔を上げれば至極面倒くさそうな顔をした小鹿野くん。

「…おまえ、ほんと何してんだよ?」
「…いや、小鹿野くんこそ、なんで?」

彼はガシガシと量のある髪をかいた。

「うっせ。今のおまえ放っといて家に帰ったら後味悪そうだったんだよ」

ポカンとする私に彼は上の売店で買ったらしい袋を押し付けた。
中身はオニギリと緑茶。
展開についていけない私をよそに彼は隣にドカッと座る。

「余計なお世話かもしんねえけど、見知ったやつがそんな顔してたら気にすんだよ」
「…えっと」
「とりあえず、なんか腹に入れとけ」
「あ、はい」

自分用にも買っていたらしい二点セットを小鹿野くんは食べ始める。
少し迷ったけど、小腹が空いていたのもあったので有り難く頂くことにした。
オニギリおいしかったけど、ちょっぴりしょっぱかった。


=end=

小鹿野くんは口じゃ色々言ってるけど、とても面倒見の良い人だと思っている。
新しいケータイが使いこなせず四苦八苦してるhinoです。

>>hino


2018February
16 Friday 11:28:31

今日は久方ぶりの会合ですヾ(^▽^)ノ
ひとまずhinoが湖ちゃんと梓ちゃんに言いたいことは」リアタイをhinoがずっと書いててスマン!」です。
いや本当に。自分がリアタイやってないもんだからって書きすぎじゃないか?って思うもの。
さて今夜はネタを書けるかな?

>>hino


2018February
13 Tuesday 20:08:52

◆突発SSS/菅原


明日はバタバタしそうだったから、一日早いけど今日渡した。
菅原はポカンとして何やら呆けた顔。
…きっと彼のことだから喜んでくれると思ったのに、その反応は私的に少々へこむ。

「…もしかしてチョコ嫌いだった?」
「い、いやいや嫌いじゃないよ!」
「ほんと?」
「ほんと!そりゃ普段そんなに食べないけど嫌いなわけじゃない!」

慌てて答える菅原は嘘をついているようには見えない。
だがしかし。
嫌いじゃないならば、もう少し嬉しそうにしてもらえないだろうか。

「…」
「そ、その顔は何かな?」
「どちらかというと、それは私のセリフだと思う」

前日に渡すのはやっぱり良くなかったかな。
でも明日だと菅原に会えたとしても二人きりになれるかどうか難しそうだったし。

「…あのさ」
「何?」
「俺、おまえの彼氏、なんだよな?」
「そうでしょ?」

何を今更なことを言ってるのだろうか。

「そんで、おまえは俺の彼女、だよな?」
「そうですけど?」
「そう、だよな…」

菅原がホッとしたように綻ばすが、私は全く意味が分からない。
何?一体全体どういうこと?

「私は好きでもない人と付き合うような軽薄な人間だと思われてたわけ?」
「いや、そうじゃなくて、俺自身の問題でさ」

菅原は苦笑する。

「俺、おまえにはもっといいやつ居るんじゃないか?とか、俺みたいな男で本当に大丈夫なんかな?とか、色々思ってて、でも…」

菅原が私が渡したチョコを見て、どこか照れくさそうに、けれど嬉しそうに。

「これ貰ったら全部吹っ飛んだ。俺、愛されてんだなって思ったから、もう平気」

自然に手をつないで歩き出す。
手袋越しでも温かく思えたのは彼の気持ちが伝わっているからだろうか。

=end=

スガさんは吹っ切れたらガンガン攻めるタイプのイメージがある。

>>hino


2018February
10 Saturday 19:14:08

◆突発SSS/及川


「及川って本当はすごく優しい」

「…」

「いつもみんなに気を遣ってて、周りを良く見ててすごいと思う」

「勉強もできるし、運動神経もいい。もちろんバレーしてるときはめっちゃカッコいい」

「…」

「その上、イケメンでしょ?すごすぎるよね」

「……」

「さっきから黙ってるけど及川どうしたの?」

「いやあのもっとけなしてくれていいです…」

「なんで?本当のことじゃん?」

「お願いそんな純粋無垢な目で俺を見ないで!」


=end=

逆に褒められ慣れていない及川はどうだろう?
ほんと何故hinoが書く及川さんはギャグ要員になってしまうのか…
ちゃんとカッコいい及川氏を書きたいなぁ…

>>hino


2018February
09 Friday 22:11:16

◆突発SSS/東峰

※二人とも社会人設定


あ行にある連絡先の名前。
少し悩んでから通話画面を押す。
週末の夜。もしかしたら風呂に入ってるかもしれない。疲れて早々に寝てるかもしれない。
そんなときに電話なんてどうなんだろう。きっと私だったらイラッとしてしまう。

三コール目に差し掛かったところで呼出音が 切れた。

『ご、ごめんすぐ出れなくて!』
「あ、ううん。こっちこそ突然ゴメンね。今大丈夫?」
『平気』

電話に出るなり謝罪するのが旭らしい。そこまで待ってないのに、本当お人好しというかなんというか。そこが彼の良いところなんだけど。

「えっと…」
『うん』
「あの…」
『ど、どした?』

旭から困惑が伝わる。分かってる。私らしくない。
電話してみたのはいいけど、あとが続かない。
…ああ、今すごく情けない顔をしてるんだろうな。

「あの、あのさ」
『う、うん?』
「めっちゃしょーもないことなんだけど、聞いてくれる?」
『なに?』
「ちょっと今日へこむことあって、それで…」

それで。
そのあとが、続かない。言葉にならない。喉が張り付いたみたいになってる。

「その、わたし、」
『…ごめん無理』
「え?」

無理?無理って、なに?
…もしかして呆れられた?うっとうしく思われた?携帯を持つ手が震える。

『今から行くから待ってて。すぐ行くから』

ぷつりと通話は切れた。



そして本当に吃驚するくらい早くインターホンが鳴った。



「旭…なんで…?」


肩で息をしてるし、おでこに少し汗かいてるし、着てるものは絶対部屋着だ。


「俺が来たかったんだよ」


息切れしつつも旭は笑う。


「俺がおまえに甘えてほしいって思ったから来た」


ばかだ。旭は大バカだ。なんで、そんなこと言うんだよ。
玄関先で旭の胸のなかに飛び込んで、大層慌てふためいた彼が愛しくてたまらなかった。


=end=

可愛いのにイケメンな旭さんはズルい。

>>hino


2018February
08 Thursday 21:27:34

◆突発SSS/黒尾


コイツは本好きだ。
物語はもちろん、詩集やらエッセイやら雑学エトセトラと幅広い。
んで今日は待ちに待った新作が出たとかなんとかで俺が来たときからずっと読書中。

「なぁ」
「うん」
「面白い?」
「うん」
「どれくらい?」
「うん」

かれこれ何回このやりとりをしたことか。
生返事にも程があるぞ。

「なぁ」
「……」

とうとう返事もしなくなった。

「ボク暇なんですケドー」
「……」

無視。返事くらいしてくれよ。いや、そもそも聞こえてねえのか。
じっと横顔をガン見してもコイツの目は本の文字を追っているのみ。その集中力アッパレですね。

「…なぁ」
「…」
「……」

全く退屈すぎるので後ろに回り込みホールドしてみた。

「…クロ?」

やっと目が合う。

「暇ナンデスー」
「ごめん。あとちょっとで終わるから待ってて?」
「ちょっとってどれくらいですかー?」
「駄々っ子か。ホントにあとちょっとだから」

苦笑しながら頭を撫でられた。ガキ扱いかよ。


=end=

時折めんどくさい系男子クロ。

>>hino


2018February
07 Wednesday 21:40:28

◆突発SSS/木兎


がんばらないといけない。
がんばって、がんばって、がんばらないと私は認めてもらえない。
そんなふうに、いつも思ってた。
がんばれば報われる。もちろん報われないこともあるけど、がんばったことは決して無駄じゃない。
そう自分に言い聞かせて奮い立たせてがむしゃらに。
だってそうしないと私は、


「頑張ることって悪いことじゃねーと思う。でもさ、頑張るのと自分を追い詰めるのは違うんじゃね?」
「で、でも私は人一倍がんばらないと皆についていけなくて、だから、たくさんがんばらないといけなくて」
「だーいじょうぶだって」

そこで木兎先輩の大きな手が私の頭に乗る。
見上げれば、にかっと白い歯が見えた。

「俺はおまえのこと嫌いになんねーよ」

その言葉にいろんな感情が込み上げてきたのは、どうしてだったんだろう。
自分でも理由が分からなくて、胸のなかはぐちゃぐちゃだ。

「たまにゃ先輩に甘えろ」

必死にこぼれそうな涙を堪えていたから小声になってしまったけど。
木兎先輩には届いたらしく「おう」と私の大好きな笑顔をしてくれた。


=end=

イケメンぼっくんとは…だめだ全然わからんぜよ。

>>hino


2018February
07 Wednesday 21:14:07

◆突発SSS/夜久


「おまえ、俺のことどう思ってる?」

何やら神妙な面持ちで夜久くんが私に聞いてきました。

「夜久くんのこと?」

私は思案し、すぐに結論。

「一言で言えば紳士!」
「…その心は?」

今度は疲れた顔だ。どうしたんだろう?夜久くん体調が良くないのかな?

「私が重たいものを持っているとき、すぐ持ってくれたり」
「そうだな。おまえにしかやってないんだけどな」
「転んだときは手を差し伸べてくれたり」
「うん。おまえに限るんだけどな」
「部活で落ち込んだときはスゴく励まして慰めてくれるよね」
「ああ。おまえだけなんだけどな」

つまり結論。

「だから紳士だよ!ジェントルマン!夜久くん優しい!」
「………」

夜久くんは頭を抱えて「これが無情か」と呟いた。


=end=

天然というか、鈍感娘になった…
夜久さん頑張れ。超頑張れ。


>>hino




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