「ゔお゙おぉいボス!!飯だあぁ!!!!」

けたたましく声を張り上げた男…スクアーロは、自分のボスである男のプライベートルームを、武骨にも蹴破って開いた。

「ここにおくぞぉ」

ボスの反応も待たずに、彼は朝食をベッド横のライトデスクの上に置く。

「うるせぇ…」

ボス…ザンザスは未だベッドの中にいた。低血圧なのか、心底不機嫌そうに布団から顔を出す。

「ボスが呼んだんだろうがぁ!!」
「それがうるせーつってんだ、このドカス…」

不愉快そうに耳を塞ぐ。目は半目で、スクアーロの姿もよく見えていないようだ。

「良いから起きろ!!俺は忙しいんだぁ!!」
「黙れ」

暴言を吐きつつ、一瞬でスクアーロの背後に回る。彼が気づいた時には、ザンザスの腕に、両腕を後ろでまとめあげられていた。


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