煙と馬鹿者は高い所がすきっていうじゃない だからわたしも高い所がすきなの 世界がよく見えて、世界はうんと広いってことを思い知らせてくれるから

わたしだってね、ずっとこのままでいたかった。その気持ちはいまも変わりない 、ほんとうに。変わらないことは簡単だ。何にもしないということをずっとずっとこれからもずっとしていればいい。わたしは馬鹿だからまだ世界の広さはもちろん、自分の思慮の浅さも、じぶんの馬鹿さにも気がついていない。気づこうとしているつもり。知ってるつもり。ほんとうはなあんにも知らないの。でもね、だからこそわたしの欲望は底抜けにあるし、高望みしていまあるこの世界を飛び出してやるなんて無茶苦茶なことを無謀にも心の底から思えた。わたしはやろうと思えばなんだってできるんだ、なんていう愚かな思い込みができた。きっとわたしはその名の通り、天性のハッピー野郎。
あ、もちろんねアメリカは夢のように楽しくて幸せな充実した日々を送ることができた。けれどほんのすこうしだけ、現実も垣間見ちゃったんだ。その時はただただひたすらに悲しかった。でもわたしに言わせてみればそれは綺麗な悲しみだった。だって寝て起きてグッドモーニングって笑ってハグしたら、それらは全てやる気に昇華できてしまったから。こんなにも努力したい、努力しよう、努力する、と思ったことがいままでにあっただろうかってくらいに、強固なものになったから。負けてられない。負けてられない。負けてられない!more

there is a garden in her face.

1月27日 日曜日

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