今日はやつが彼女との記念日にプレゼントする指輪を選びに行ったよ なんでわたし連れて行かれたんだろう。どれがいいと思うか聞かれてショーケースのなかの婚約指輪を指差した。はやく結婚しろって言ってやったらなんか照れてんの 寒気がしたよ。もしかしてわたしが連れて来られのもひとりで入るの恥ずかしかったとかなのかな、見損なったというかそう考えるとすごく愉快だ笑える。わたしより乙女じゃん 何事にもだらしないわたしって女子のかけらもないね。それにしてもわたしがやつとこんなに買い物行ったりしてるのいまだに誰にも見られたことない 見られたとしても親戚だって答えるけどね。誰だって秘密のひとつやふたつ持ってたほうがいいんだよ そしてそれを何年か後に笑い話として話すんだ。ぜったいたのしいだろうなあ、未来のわたしはどうしてるのかな、いまのわたしはどうしたら理想の未来のわたしにつながるんだろう。最近は常にそんなことばかり考えている。受験いやだすごくすごくいやだ。周りのみんなすごく勉強してるけどいまだに目標が決められないわたしは今日も惰性を続けているよ。二回目の二者面談したけれどやはり結論は出せなかった3時間も話したのに。でも先生に言われてやっと気がついたことがある。わたしは目標が定まらないからどう努力すればいいかわからないって言ってたけど、努力もしてないやつに目標なんてできるわけないんだって。
わたしなんにもがんばれてない

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