『桃ちゃーん!こっちこっちー!』
 
『わわ、待って織姫ちゃん!』
 
皆がいる場所まで駆けていく。
今日は、織姫ちゃんとルキアちゃんと七緒ちゃんと一緒にショッピング。
 
 
なぜなら今は夏休み!思いっきり楽しまなきゃね!(もちろん宿題だってやってるけど。)
 
 
 
 
 


 
『今月末は、恋次の誕生日だからな。‥プレゼントを買おうと思って』
 
前日に、ルキアちゃんが電話ごしに言った言葉。
 
 
入学した頃にすぐにわかったことだけど、ルキアちゃんは阿散井くんの幼馴染みらしい。
 
(そういえば中学の時、阿散井くんは幼馴染みの女の子についてよく話してくれた。)
 
 
中学はルキアちゃんは私立だったみたいだし、高校も阿散井くんとは離れてしまったけれど。
それでも二人の関係は、昔と全く変わってないという。
 
 
 
『いいなあ、学校が違ってもずっと仲良くできる幼馴染みがいるって』
 
『そっ、そうか‥』
 
少しはにかみながら答えたルキアちゃんを可愛いと思ったのは、本人には内緒。
 
 
 
 
 
『じゃあ、とりあえず最初は雑貨屋さんにでも行こっか!』


織姫ちゃんの元気な声が上がって、隣の七緒ちゃんは微笑んだ。
 
あたしとルキアちゃんも、つられて笑顔になった。
 
 

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -