雑貨屋に行って、服も見に行って、本屋さんにも行って。他にも色々見てまわって。
 
 
その間にルキアちゃんは阿散井くんへのプレゼントを買ったみたいで、ニッと笑って親指を立てた。
 
あたしもニッコリ笑って親指を立てる。
 
 
 
 
 
周りがキラキラして見える。自然に笑顔が溢れてくる。
 
あたし‥夏休みを満喫してる!って感じた。
 
 
 
 
 
 
 
そして現在、午後3時。
ルキアちゃんの提案で甘味喫茶に来たあたし達は、一瞬‥いや、たっぷり10秒は言葉を失った。
 
 
 
『な‥なんで恋次がここにいるのだ!』
 
最初に口を開けられるようになったのはルキアちゃんで、あたしもそれに続く。
 
『そ、それになんで日番谷くんもいるのよっ!?』
 
 
そう、出会ったのはよく知る二人。(あ、でも織姫ちゃんと七緒ちゃんは日番谷くんしか知らないんだっけ‥。)
 
 
『よお、雛森‥。いちゃ悪いか?』
 
 
ズズッと熱いお茶を飲みながら日番谷くんがこっちを見る。
 
 
『べっ、別に悪いわけじゃないけど‥。‥ない、けど‥でも』
 
 
 
‥さっきも言ったけど、ここは甘味喫茶だ。
 
そして、そこの席の一角を陣取る男子高校生二人。
 
 
 
‥‥明らかに浮いていた。
 
 
 
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