レオを横抱きにして移動しベッドに降ろすと、首に腕を回したまま離れなかった。唇を塞いで一緒になだれ込む。
「…ん、んぅ、あ…」
舌を軽く噛んで、歯をなぞって、逃げ回る舌を追いかけ絡める。零れた唾液を舐め取って塞ぐ。同時に服の上から小さく立った乳首に触れる。
「っあぅ!ぅん、はっ…んんっ…」
全身をビクビクさせキスに応えてる。首に回っていた手が肩に触れ、押し退けるような行動をした。力が入っていないから動かないけど。
「ん…自分で持って。」
シャツを捲り上げて両手で掴ませる。目をぎゅっと瞑って自分で胸を曝け出したような格好になっている。左右の乳首を引っ掻くと背中が仰け反った。
「あ、っそれ、やだぁ…!」
手で遊びながら胸元にキスを落とし、吸い付く。赤く跡が綺麗に残る。どんどん跡を作る度に甘い声を出す。
手も顔も下に滑らせ、下着も一緒に剥ぎ取る。完勃ちしたそれを包んで脚の付け根を噛む。亀頭を指の腹で擦り裏筋を扱く。
「う、はっ、ぁあっ!イっちゃ…あ…」
レオが脚を閉じようとして、手で太股を掴んで更に広げさせた。同時にイキそうになったペニスが射精はまだかと震えてる。じっとその光景を見ているとレオが手で隠してしまった。
「や、そんな、見るなぁっ…」
涙を流している。やばい、可愛い。
「今の格好、エロいって気づいてる?」
耳元で囁くと目を見開いてまた見るなと言った。脚広げられてチンコ丸出しでヒクついている穴まで見えてるんだ。それを必死に隠すレオも可愛い。
「ほんと、可愛い。」
近くの棚からローションを取り出しキスをしている間に温める。指をゆっくり入れていくとレオは息を詰めた。
「大丈夫だよ、レオ。」
当たり前だが、この穴は排泄するための穴であって入れる穴ではない。何回も繋がっているけど、怖いって思うのも仕方ない。なるべく安心してもらえるように頭を撫でて、キスを繰り返す。
三本の指はやはり余裕だった。
「ん、ぁ…柊斗っ…」
「うん?」
いざ挿れようと抱え直した時、レオが俺の頬を包んだ。
「…怖い。」
レオの言った言葉に身体が固まった。怖い?繋がるのが?ずっと前から?
怖いなんて、初めての時でも言わなかったのに。
「柊斗が俺から離れていくのが、怖い。いつお前がいなくなるかわからないから…」
「…え?」
随分と間抜けな声が出た。泣きそうな顔して優しく包む手が不安そうだった。泣きそうなのはこっちだよ。
「あぁ…あっ…」
腰を落としてレオの中に挿れていく。全部入ったのを確認してレオの息が整うのを待つ。腰を曲げ顔を近づけた。
「…レオ。ずっと隣にいさせて。ずっと俺に好きって言わせて。」
溢れ出した涙を拭う。どんどん溢れ出てきて、どうしたらいいのかわからなくなる。あまり泣かせたくなかった。
「好きだよ。」
強気でも泣き虫でも、俺はレオが好き。
「っおれも、好き…柊斗、好きっ…!」
俺もつられて涙腺が緩みそうだ。唇を噛んでいたから、キスで力を抜かす。腰を揺らしていくとだんだんに違う涙に変わっていった。
「ん、んんっ、はっ、ぁん!」
「っ、」
「ぁ、あぁっ、あ、あぅん、あっ!」
俺がレオから離れていくなんてありえない。逆にレオが俺から離れていく確率の方が断然高いくせに。
俺を忘れさせないように指と指を絡め合った。
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