| #2 ■ルー＋エデン 「はっ……、ぐ、はっ、は……っ」「ニンゲンは面白いですね。こんな時間まで起きているなんて」「！」「貴方はイミテーションじゃないのですか。個室に戻らないといけませんよ」「……エ、エデンも……」「私はどうやら放られているようですから」「……。個室にもベッドルームにも入らなければ、暴走することはないから。だから、いいかなって」「ですが、不思議です。夜になるとニンゲンは寝るのでしょう」「眠れ……なくて」「どうして？」「っ、そんな、そんなの……っ！ あなた……の……!!」「？」「……かなしいこと、思い出すから。焼きついて離れないんだ」「……では、これを授けましょう」「……コーヒー？」「ええ。温かい飲み物を飲むと安心するのでしょう？」「……。あなたがいいひとだったらよかったのに」「私もそう思いますよ。いいヒトだったら――」 ■ナナシ/ウタ/シラサキ/ルー/モニカ 「護衛？ 誰をですか」「お前が新しい護衛？ ふーん……」「はじめましてね、あたしの名前は……」「僕、ただの狼男なのに。イミテーションってなんなんだろ……」「それは、不可思議な真似をする"なにか"」「アッハハハ!! もうこりごりなのよ、抜け出してやるわ、こんなとこ!!」「しら、さき？ おい、どういうことですか、……ウタ!!」"8/1、2LOOP"「…………は？」「シラサキが無惨な姿で発見されました。話し合いスタートです」「ごめんね、ナナシ。ぼく、がんばるから……」"3LOOP"「Imitation Containment Institution、通称ICI。イミテーション管理機関。それが、ここ。――そういえば、まだ詳細な仕事内容を話してなかったわね。イミテーションが収容違反しないよう管理し、収容違反したイミテーションを鎮圧する。それが、貴方と私たちの仕事。――死に物狂いで働いて」「あら、貴方……？ "はじめまして"ね！ あたしの名前は――」 ■ナナシ/ウタ/どうぶつさん 「猫が好きって答えてから記憶がないんですけど」「ねこですよろしくおねがいします。まー冗談置いといて、見るか？」「なにを……(肉塊が蠢く様子)なんだこれ……」「"猫"」「これがぁ!? うっそだろ、猫じゃねえじゃねーですか！」「ナにmiて留ノ"疑問符"」「なにって……」「阿"びっくり" ネko地ゃンda"感嘆符" かwa位"伸ばし棒"！」「どっからどう見たらそう見えるですかお前!!」「？ 普つうni見エるヨ"疑問符"」「…………」「まあそういうこった。こいつにとっちゃ"これ"が猫なんだろう」「まあ、いわれてみれば、耳っぽいのがあるかぁ……？ や、でも、肉塊にしか見えねーですよ……」「肉ka胃？」「……。かわいい猫ですね」「"感嘆符" うン！ neこ"読点"火環iいne"感嘆符"」 ■どうぶつさん/ナナシ/ウタ 「猫地ゃnwoタ辺tiゃう国gaア瑠んだッ手。sin自らreナイ"感嘆符"」「ふーん」「ナナシ歯neko茶ン食辺なイ四寝"？"」「食べませんよ。ルーならワンチャンありそうですけど」「琉"伸ばし棒"……"1"ちゃん藻猫チャんmo食邊ru乃!?」「……ん？ どうぶつさん――お前！ お前それは誤解ですよ!!」※「どうぶつさん、待て――おいっ、待っ――どう、――お前の本名なんなんですかああああ!!」「あいつイミテーションだから名前ねーぞ」「どう見たって人間だろうになにいってるですかぁ!?」「……。だよなあ。名前、ないほうがおかしいよなあ……」「第一！ イミテーションのやつらには収容される前の過去とか事象とか！ 記録されてるじゃねーですか！」「どうぶつさんのファイル見たぜ？ でも名前はわからなかった」「ハアア!? えんじぇるもですかぁ……？」「ああ。あいつら、割と悲惨な人生送ってきたのかもしれねーな」 ■#うちのカップルに相手が殺してと頼んできたらどうすると聞いてみる ナナシ「それが仕事になるなら仕方なくしますし、イミテーションがいなくなれば楽にはなりますけど、気分はよくないですね」 ルー「ナ、ナナシが？ そ、れは……よくわからない、です……。それに、いやだよ、友達なんだ……っ」 ■#うちのカップルに相手が殺してと頼んできたらどうすると聞いてみる ウタ「まあそんときゃ次の周回に行くってだけ。仕方ねえことだ。当然"や"るよ」 モニカ「戦力になるなら放置する。ならないようなら……場合によるけれど、望み通りにするわ。未来を望めない時間にい続けても意味がないものね」 ■#うちのカップルに相手が殺してと頼んできたらどうすると聞いてみる ライアー「そ、んなこと……考えられないし考えたくない。この話はしたくない。こんなこと質問できる状況が間違ってる……！」 エコー「それが私に対する命令なら実行します。そこに例外はありません。私はロボットですから」 ■#うちのカップルに相手が殺してと頼んできたらどうすると聞いてみる イツビ「望むなら望み通りにしてあげる。でもまあ、あの子は結構強かだから。誰かに頼むより自分で解決すると思うよ？」 マツリ『そのときはきっと"次"に進めるときだから、躊躇しません。……貴方にも私にも嫌な気持ちになる』 ■ナナシ＋シラサキ 「きのこかたけのこかってったらたけのこですかね。重量感あるですし」「えーっ、どっちも同じよ！ 残念、ナナシはたけのこ派なのね……」「いや、どちらも美味しいですからね」 ■ウタ×モニカ 「チョコや飴は糖分補給にいいから助かるわ」「にしたって、そればっかとかインスタントはやめろよ。少しは自炊しろって」「ここでそんな余裕見せられると思う？ なんならディストピア飯でもいいのよ」「……心配してるってのに……」 ■サイ/ナナシ/ウタ/A 「サイは天"才"ですので！ 必ずミナサマのお役に立ってみせます！」「おー、そりゃまた心強いですね(機能すればですが)」「動物のサイ……」「えいっ」「ぐぎゃっ(目つぶしされた)」「"サイ"にもサイにも失礼です！ まったく、ウタさんは変わってませんね」「くぷぷ、目つぶしされてるですよ……」「お前のそのすぐ手ぇ出すとこも相変わらずだな……」「こ、これは正当防衛――でも過剰防衛ですね……わざとじゃないのです！ つい出しちゃうのです！」「俺に関してはわざとな気がする」「本当にわざとじゃないもん。"わざと"でもいいけど」「いやよくねーわやめてほしーなー」『(苦笑い)』 ■モニカ/ナナシ/ウタ/イツビ 『〈×××〉が収容違反しました。担当区域の職員はただちに鎮圧に向かってください――〈×××〉も収容違反しました、増員を許可します――』「ミス多すぎですよ！」「ハアー、もうこれ駄目だろ。早く次のループに行こうぜ」「あははっ、骨のあるやつが脱走してラッキーだね〜」 ■モブ組織員＋ルー 「〈人狼〉の経過は良好……っと。こいつ、全然暴れねぇし無害なイミテーションなんじゃ？」「油断すんなよー。見なかったらやられる、見たらやられる、個室に入ったらやられる、いくらでもパターンはあるんだからな」「でも、本当……かわいそうで……少しは外に出してもいいんじゃ？」※「個室から出る許可が下りた」「……！ ほんとう？」「ああ。一緒にご飯食べて……そうしたらまた戻るけど。それでもいいなら」「うん、いき、ます……！ じゃあ先に出ます、」「なあー、肩に変なマークがついてとれないんだけど、」「…………〈第一村人〉を発見しました。捕食を開始します」「え、――あ゛、あ゛あ゛あ゛っ!?」「お、おい!? ルー!! ぁあ、あああ……っ」「〈第一村人〉が無惨な姿で発見されました。話し合いを開始してください――」 ■ウタ×モニカ 「もう帰ろうぜ」「無理」「24時間監視とか無理だって。不活性化してるんだからあやかろうぜ？」「万が一の可能性があるわ」「……シラサキがカレー作ってくれてる」「……。ここがイミテーションに滅ぼされたら元も子もないわ。私は我慢する」「……」 ■ウタモニ＋シラサキ(監禁ルート) 「口、開けて」「……」「食べないと死ぬだろ。……ほら」「…………っ(死ななきゃ次に行けないじゃない)」「モニカ」「……〜〜、っ！(ガリッ)」「ッッ!!」「……っはあ……はっ……。いい加減、私はシラサキとループから抜け出すためにしか行動しないのだと理解してくれる」「……したくない……そんなの、できるわけが……！」「……」「ウタ、モニカ、見て見て！ 今日のお昼はミートパイよ！ ……どうしたの、二人とも？」「なんでもない」「そう？ ……ほら見て、おいしそうでしょ？ モニカがきちんと食べられるように切り分けたのよ。はい、あーん！」 ■エデン×シラサキ 「……あら、エデン？」「おや。おはようございます、シラサキ」「ええ！ ……ねえ、もしかしてあなた、寝てない？」「？ ええ、寝てませんよ」「!? ね、寝なくちゃダメよ！ からだ、悪くしちゃうわよ!? そうだっ、今からでも遅くないわ、個室に戻って寝ましょっ」「大丈夫ですよ、わたしは寝る必要のないイミテーションなのです。だからどうか、その手をほどいて」「……そうなの？ なぁんだ……それなら安心だわ。イミテーションってみんなそうなの？」「いいえ、それぞれです」「へえ〜。……ねえ、寝る必要のないってことは、寝ようと思えば寝られるってこと？」「ええ」「それなら、寝てみましょうよ！ 寝るのはとっても楽しいわ！ 夢を見られたら幸せになるわよ」「ユメ……」「あたし、昨日、うさぎさんと遊ぶ夢を見たのよ。エデンにも楽しい夢を見てほしいわ！」「そう……ですね。なら、今日は寝てみましょうか」「！ 本当!?」「ふふ……ええ」「夢を見られたら教えてくれる？」「もちろん」「約束よ！」 ■シラサキ＋モニカ 「今日も無事に終われてよかったわね！」「ええ。……シラサキ、記憶はまだ戻らない？」「え――ええ、まだ、全部は。でも、イミテーションの近くにいるからかな、少しずつ戻ってきてはいるわ」「それならいいのだけど」「……ねえ、モニカ？ あたし、聞きたいことがあるんだけど、いい？」「いいわよ。なに？」「モニカって……ウタのこと、どう思ってるの!?」「!?」「どういう関係なの!? 好き!?」「好っ――幼馴染の腐れ縁で特別深い感情を抱いたことはないわ」「え〜っ、本当!? 少しもないの？」「まったく。ウタもそういう目で見ていないと思うわ」「え〜〜っ……」「どうして残念がるの」「だって、じれったいんだもん」「……？」 ■ウタ/モニカ/シラサキ/ナナシ 「投げキッスぅ〜〜？ はん、だァれがこんな石頭と」「そう、嫌なの」「……いや……まあ、投げキッスならいいとは思ってるけど」「でも積極的に――貴方からはしたくないのね。なら私からするわ」「は？ 待っ、なんでこっちき――なんで顔近づけんだよ、ちょっ待っこれじゃ投げキッスじゃなくて本物の――」「きゃーっ、きゃーっ！ ナナシ、どうしよう!? モニカが、モニカが！ きゃ〜っ！」「指示どおりやってほしいですよまったく……」 ■ナナシ/ルー/イツビ/ウタ 「正直、戦力に大差ないというか、ずば抜けて強いってやついないですよね」「ナナシやイツビは戦えるけど、誰か一人が強いってわけじゃないもんね」「……イツビでいいんじゃないんですぅ？ 戦闘好きだし」「え、僕でいいの」「ウタ」「ぜってぇやだ」「じゃあ僕が出るよ。ふふ、楽しみだな！」 ■ウタ×モニカ 「必死になってんの見てらんないんだって」「じゃあシラサキを見捨てろっていうの。見捨ててもループが終わるわけではないのに」「俺は、誰かが傷ついてるの、みたくないだけ、」「私もそうよ」「簡単に自己犠牲するなよ、みんなでもう籠城しようぜ」「城が滅ぶのなら意味がないこと」 ■イツビ＋ナナシ 「えっ、イミテーション収容違反!? どいつ!? 物理的に殺せる!?」「可能ですけどお前警察なんですよね？」「今は警察も無法の非常事態じゃーん。あはは、遠慮なく殴っていいんだね！ どこにいるかな〜！」「よく学校入れたなあいつ……」 ■ナナシ＋ルー 「お前の髪もふもふで気持ちいいから切ってほしくないですね」「えへへ、そうだよね、うんっ」「自覚あるのか……しかしこれじゃ雪おと」「狼男!! です!!」 [前][目次][次][小説TOP][TOP] [しおりを挟む][感想フォーム][いいね！] |