17/04/19 22:19
ワーイ、一日に二回も更新しちゃう極端な管理人ですこんにちは!
うーん、うーん、とルキジャンネタを考えていたのですが、そういえばルキジャンで書きっぱなしだったものがあったよなーと思い出したので、しょうもないですがこちらで消化させていただくことにしました!久々の日記投下文ですね(笑)
ですが、今回はその他の方に入れずここだけで終わらせておこうと思います。完成してない中途半端なものだし、置いておくほどのものでもないので!
なんだか、私の日記(更新記録)は没集多い気がするなあ(笑)
〜〜〜〜〜〜
縛りプレイルキジャンにするつもりが……。
「ン……ッ、…………」
ぱちり。目が覚めた。
半覚醒のぼんやりとした頭で、眼で、ゆっくりと、欠伸を一つーーーしようとしたらぎちりと息苦しさを感じた。
ーーーえ……?
俺は不思議に思って、眼を瞬かせながら辺りを見回す。いつもの俺たちが過ごしている、プライベートルーム、その寝室。なんら変わりないその中のベッドは、いつものように俺の身体を柔らかく包み込んでいた。
ーーーと。
「……、ッんっ…!?」
驚いた。というか、完全に眼が覚めた。
ーーー麻の縄で縛られた両足、両腕。口には布……?
ーーーなんだよコレ…!?完全に縛られてんじゃねえか!
横になっていた身体を、上半身を起き上がらせると、ぎりと前で縛られた手首の縄が痛む。俺の体が、四肢が縄によってぎっちりと縛られていた。
「……ッ、」
………。……………どうしてこうなった。
いやいや落ち着け、俺。
俺の頭がヘンになってなきゃ、ここは間違いなく俺たちーーールキーノと俺のプライベートルームだ。改めて見ても、なんも変わった事なんかねえ。……俺が縛られてる事を除けば。
「…んん、ん?」
つーか、なんで俺…縛られてんだ?
んー。全然記憶にねえ。なんでだっけなぁ。そう。確か、昨日は……。久々に時間が合ったからルキーノと一緒に呑みに行って…ルキーノのお気に入りの店で色々喋って、笑い合って、呑んで、呑んで、呑んで………うう、それからの記憶がねえ。ハメ外してかなり飲んじまったからなァ…。ここまでは、ルキーノが運んでくれたのか?
あーダメだ。全く思い出せん。
幾ら頭をひねったところで、頭に浮かぶのは今日が安息日だってことと、昨日食べたエビが美味かったってことくらいだ。
「ん……」
仕方ねえ。いつまでも、このままでいるわけにもいかねえし、さっさとこの縄解かねえと。
まず口布を外そうと、縛られている両腕を持ち上げて口元へ持っていく。まだ自由だった両手をひねってなんとか指先で布を首まで引き降ろした。
「ぷは……っ」
新鮮な空気が肺に入ってきて、息苦しさはなんとか治まる。さて、次は腕と足だ。
俺はとりあえず、抜けないか腕を動かしてみるが、手首が縄に擦られるだけで緩む様子は全く無い。つーか、動かすほど段々締まってきてるような…。
「う、クソ……!なんだコレ…」
必死にベッドの上でもがく。だが、縄はびくともしなかった。
クソ、ヤケになり過ぎて、変な体勢になってきた。CR-5カポとあろう者が、縄が解けないせいで哀れとも思える姿でもがいているなんて、情けないことこの上ない。こんなとこ部下にしれたら、死ねる。
だが、縄は獲物を絡めとる蜘蛛の糸のように解けなかった。
「……ち、ッカッツォ!」
諦めて縄から手を放し、そう吐き捨てるとーーーコツリ、という音が微かに耳に届く。
ーーーまさか…!?
俺は、すぐに身構えて身体を扉の方へ向ける。音は迷いなく、こっちへ向かってきていた。質の良い革靴、その足音が。
「ーーーッ、」
オイオイ。なんですんなりここまで来れるんだ。ここは、組の奴らしか知らねえ筈だぞ…!
この状況で考えれば、俺をこうして縛った奴だろうが…。もしかして、裏切り者じゃねえよな…?ーーーまさか、GDの奴か?
焦りから頭の中をぐるぐるとしょうもない憶測が飛び交う。俺は万が一に備えて、なんとか這いずりながらベッドの陰に身を隠した。
ーーーコツリ
足音が、俺がいる部屋の扉の前で止まる。どくり、と自分の心臓が嫌な音を立てているのが耳に届いた。
ーーーカチャリ
ドアノブが音を立て、扉が開く。ーーーと。
「………ん…?おい……ジャン。そんなところで何してるんだ?」
少しの間の後、あっけらかんと俺を眺めているルキーノの姿が声と共に視界に飛び込んできた。
「……ッえ!?…る、ルキーノ…!?」
予想していなかった展開に、思わず口から間抜けな声が漏れる。現れたのは、俺と同じく、この部屋の主であるルキーノだった。
「ん、ああ。というか何でベッドの陰に隠れてる?」
「えと、敵が来たのかなーと」
「ハァ?…ああ、なるほどな」
俺の言葉に疑問符を放ったルキーノは俺に近づいてきて、俺の状況を見ると一人で納得したように頷き、床に座り縄で縛られたままの身体をベッドの上に下ろした。ふわり、と柔らかい感触に包まれて少し安堵する。
「な、なぁ…なんで俺のこの状態見て驚かねえの?」
何事もなかったかのように普通に移動させるルキーノを見て、なんだか嫌な予感をしながら俺は恐る恐るルキーノに尋ねる。
「あ?…ああ、そりゃあ俺がお前を縛ったからな」
と、ルキーノはなんでもない顔でそんな返答をしてきた。
「……は?」
予想外の言葉に呆気に取られて口から間抜けな声が漏れる。
―――今の、聞き違いか…?
「な、なんでだよ………?」
俺のその言葉に、ルキーノはきょとんとした顔をした後、呆れたようにため息をついて俺を見た。
「―――お前が縛れっていったんだろうが」
〜〜〜〜〜〜
と、いうことでお目汚し失礼しました(笑)
ここまで書いて、「アレ、なんかおかしい……何!?ジャンさんが縛れって言ったって!?言うわけないよ!!」と思って続きが思い浮かばなくなりました(笑)
いやァ、勢いってオソロシイ。
唐突な駄文失礼しました〜〜ではまた!
cate:all