epilogue.






久しぶりに、昔の事を思い出した
小さい頃の記憶



「この指輪はね、とっても大切なもので…絶対に無くしてはいけない物なの。」

『絶対に?』

「そう、この指輪が…貴方と貴方の未来を必ず守ってくれるから」

『分かった、大切にする』



まだ幼かった頃の私は小さな手で指輪を握りしめる
でも大切に持ち歩いていた
くれた相手が誰だったかはもう思い出せないけれど、凄く…凄く暖かい人だった気がする


夢か現実か分からない空間で、私はまた深い眠りに落ちていった





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