remembrance [ 1/6 ]
なあ聞いてくれよハリー、先週の月曜日、朝起きたら名前が寮の前で待っててくれたんだ、その日は僕、遅れちゃってさ、すごく申し訳なかったんだけど、いや、勿論謝ったよ!でもそんな僕を名前は笑顔で許してくれたんだ!さすが名前って感じだろ?な、そう思うよな?だろ?ってこれはどうでもいいんだ。とにかく今日な、いや、今さっき・・・・あっ名前だ!声かけなくていいの?ってお前、僕は一日の間、名前にすごく充実してるからいいんだよ!欲張らないぜ僕は。あっパンツ見えた!・・・見てないよな?見てないよな?!よし、ハリー、いい子だ。もし名前のピンク色のパンツが見えてただなんて俺が知ったら、もう、あれだぜ?爆発だぜ?・・・あれ、なんの話してたんだっけ、んーと、あっ、そうだ、それでさっきな、名前を抱きしめたら抱きしめ返してくれたんだ!もう僕、嬉しくて死にそうだ!ああ、名前が呼んでる、僕は行くな!じゃあなハリー!
「なんだったんだよあいつ」
*
remembrance(レメンブランス)
覚えていること、記憶
思い出となるもの、形見
バラの品種の一つで、朱色がかった赤や濃いオレンジの花をつける
[*prev] [next#]