「受け取って!」

青い空に白い雲
小鳥の鳴き声が聞こえる
BSAAのクリス・レッドフィールドは穏やかだった

「ああ、いい日だな…」

空を眺めながら呟く
ドアを勢いよく閉めて入ってきた狙撃手にも質問を問いかける

「それなのになんだ?ピアーズ。そんな血相変えて」

ピアーズは汗をだらだらと書きながら青い顔ではあはあと肩を上下させていた

「っ、た、隊長は一週間出張してたからわかんないだろうけど、すごいことになってんですよ…」

息を切らしながら歯切れ悪く言う
なんのことか。新人の桜井のことだろうか。

「あ、あいつ…ヤバいですよ…」

やはり桜井のことだったか
だがそれがどうした?

「桜井の腕が良すぎて危機感を感じてるのか?」

ははっと笑うと笑い事じゃないですよ!と怒鳴られた

「じゃあどうし――」

俺が言いかけたら、ピアーズの背後にあるドアがドンっと鈍い音をたてた
とっさにピアーズがドアを全身で抑える
こんな顔したピアーズは見たことないな

『ちょっと〜!いるのはわかってるんですよ!開けてください!』

ドンドンドンッと激しくドアが震える
書類でも出さなかったのか?

『今こそ私の暑い想いを受け入れるときですよ〜〜!!』
「うるせえ!仕事しろ!させろ!」

…ああ、なるほど
しかし、しばらく音が消えた
不思議に思っているとなぜか爆発音が聞こえた

『ピアーズさあああん!!』
「おい!離れろ!いい加減にしろ!」

…ああ、ドアが粉々だ…
桜井たちにはよそでやってもらうようにしよう…


***
いつか書き直します!(2015.12.07)
 
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