とても幸せです

 今日は天気がよく太陽がぽかぽかしていて気持ちがいい。日曜日に二人でお散歩してお弁当を食べて、お腹いっぱいになって眠くなってしまったみたいだ。シゲくんは原っぱの木陰に二人座っていたのを、私の肩に頭を置いて眠ってしまった。シゲくんの髪の毛から香る石鹸の香りが私の眠気を誘う。最初は私の手を繋ぐのにも時間がかかったのに、今ではさらっと手を取って歩いてしまう。背中もおっきく見えるし、シゲくんも男の子なんだって思う気持ちが強くなっていた。いざとなれば私のこと守ってくれるし、好きってちゃんと言ってくれるもの。
 太陽の暖かさとかを感じて私も眠くなってきた所にかくん、と頭が下がるシゲくん。すうすうと小さな寝息を立てながら私の肩に顔を埋める。可愛いなあ・・・。私の手をぎゅっと掴みながら「ユリ・・・」と名前を呼ぶ。最初は呼びすてだってできなかったクセに、今こうやって無意識に囁かれる名前にきゅんとする。私もシゲくんの頭にもたれ込んで重い瞼を閉じた。




「おい、こいつら何やってんだ・・・」
「気持ちよさそうに寝てるね」
「今日はみんなで来たのに・・・ユリさんもユリさんだな・・・」
「まあこいつらが幸せそうならいいじゃねえか!」
「そうなんだけどね、風邪引いちゃうから起こしちゃおっか」
「花沢さん、悪い顔してますよ」




リクエストありがとうございます。ご丁寧な挨拶とても有難いです。ありがとうございます!ご期待に添えたかどうかはわかりませんが、どうか受け取ってください・・・!
どうぞこれからも0120と櫻を宜しくお願いします。

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