妄想の墓場 | ナノ
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -


ポッキーゲームinダンガンロンパ



Case.苗木

「苗木くんとポッキーゲームがしたいです」
「えっ、どのポッキーゲーム……?」
「ポッキーゲームってそんなに種類あるの?」
「じゃあ、もしかしてもしかしなくとも……あのポッキーゲームなんだね?」
「そうだよ。嫌だった?」
「い、嫌じゃないけどっ、でも、あれって、最後は……」
「そうだね。最後、どっちも離さなかったらちゅーしちゃうね」
「……」
「じゃあこっちは私がくわえるから、そっちお願いね」
「あ、待って!まだやるとは……むぐ」
「よーい、どん!」
「…………」
「苗木くん、食べないの?」
「……みょうじさんこそ」
「やっぱこういうのは男子から来てほしいっていうか」
「……!……!」
「おっ、一口進んだね!?」
「………ぅうっ、だめだよ……これ以上は……」
「じゃあ私からいっても……いい?」
「……えっ、そ、それも……、ううん、それなら、ぼ、ボクからいくよ!」



Case.十神

「十神くんポッキーゲームしようよ!」
「断る」
「なんで!?」
「お前のくだらない遊びに付き合っている暇はない」
「くだらない遊びって……!いわば日本の文化だよ!」
「大袈裟なやつだ……」
「十神くん、さてはビビってるんでしょ?」
「……何?」
「だってポッキー“ゲーム”だもんね。負けるのが怖いんでしょ?十神の名に傷がついちゃうもんね」
「……フン、安い挑発だな。いいだろう、受けてやる」
「そうこなくっちゃ!」
「その前に勝敗をハッキリさせておくぞ。ポッキーから口を離した方が負けだったな?」
「うん」
「ならばどちらも離さなかった場合はどうなる?」
「え〜?そんなこと考えたことなかった」
「やるからには白黒はっきりさせるべきだ。ギブアップ、そう言ったほうを負けとみなす。それでいいか?」
「オッケー。はい、ポッキーくわえるよ。準備はいい?」
「来い」
「ふはーほ!」
「……」
「……(早っ!ポッキーおわっちゃ……)んっ!?」
「……」
「んんっ、はっ、ちょっと……、待って!んむっ、もうポッキー、ないのに……っ」
「お前の口の中に残ってるのがあるだろう?」
「!!」
「ギブアップしても……いいんだぞ」
「や……ぁっ!」

131112