honeybee 68
- ---day.3--- -


合宿最終日


どんッっっ


「いって!」
「うお!!」


珍しく同時に起きた二人。
なぜならベットから落ちたからだ。


「ちょ、痛いんだけど。』
「す…すまん」

実はベットから落ちたのには理由がある。

時雨は夢の中で悪者と戦っていたのか敵にキック!
だが現実世界では昨日色々あっていつの間にか二人はそのまま寝てしまったのだ。

つまり時雨はリョーマにキックをしてしまったのである。
もちろんベットは狭く、リョーマは床の上ヘ。時雨もリョーマを蹴った反動で床にダイブしてしまった。


「はぁ…時雨のせいで朝っぱらからさんざんだよ。」
「すまんすまん!!ま、早起きは三文の得っていうから気にするな!!」
「今現に損してるんだけど。」
「うるさいよリョーマ。それよりさっさと荷物まとめて服着替えないと!今日は合宿最終日なんだからね!」
「あーそうだね。今日は珍しく早く起きたから結構時間に余裕がありそうだし。」
「早起きは三文の徳!私のおかげ!感謝しろリョーマ」
「はいはい…一文位の徳にはなったかもね。」
「馬鹿にしてんのか!何あきれてるんだよ!余裕で三文位の徳はあ………ってオイ聞け!!」


時雨が反論している間にもリョーマはせっせと荷造りしていた。


「うるさいよ時雨。つべこべ言わずにさっさと荷造りしなよ。」
「本っ当リョーマってムカつく!クール振ったって無駄なんだからね!私の事大好きなくせに!!」
「………………さ、もうちよっと体柔らかくしようか。」
「自分調子乗ってたっスすんません。」


騒がしくも楽しく荷造り、もとい朝の準備をしたリョーマ達。


「おっしゃ完成!!藍青に行こうか!荷物はこのままでいいんだよね。」
「確かね。帰り際に部屋に寄るはず。その時に部屋の鍵かえすんだっけ?」
「そうそう。」


と確認しあった二人は朝食を食べに藍青へと向かった。



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