honeybee 25
本日は午前授業。あっと言う間に4時間経ち放課後になった。
しかしリョーマと時雨は部活があるため帰れない。
「リョーマ。ご飯食べよー。」
「うん。あ、今日は教室じゃなくて裏庭で食べない?」
「裏庭?いーよ。」
昼ご飯はいつもリョーマと時雨の二人で食べているのだ。
なぜなら席が近いから。そしてたまに学級委員のブッダとコナンが乱入…。
リョーマ達の昼休みはいつもそんな感じだ。
そんな仲の良い二人を見てクラスメートはやはりと思わずを得ない。時雨ファンも勿論の事ながらリョーマファンもいるこの教室。
嫉妬の対象にるはずが誰の反感も買わず楽しく過ごせているのは時雨の人柄の良さが理由だろう。気取らずカッコイイ時雨は憧れだ。
裏庭
場所は変わっても話の内容は変わらず。
今日もジャンプとモンハーについて語っていた。
「よっ王子様!」
「あ…。て、えええ!?!?」
振り替えれば桃。桃の後ろにはずらりと青学レギュラー陣が並んでいた。
バッとリョーマを見ればすごく楽しそうに笑っている。
「ハメたな!?」
「普通に頼んだら来てくれないでしょ?いーじゃん。普通なら泣いて喜ぶよ。」
「喜ぶか馬鹿!」
「ま、いーじゃねぇか!俺ら時雨ちゃんに興味津々なんだ!何てったって美人な越前の彼女!!」
「だから違うって言ってんだろ!?」
「まぁまぁ落ち着けよ。」
「露原時雨…だな。お前の話は魅艶からもよく聞いている。」
「ミツヤ…の知り合い?あ、老け顔生徒会長だ。テニス部だったんですね!」
「ッ…………。」
「あ。すいませんツイ。」
「昼食、同席させてもらうぞ。」
「どーぞどーぞ。」
と、ゆーことで、青学レギュラー陣着席。
「はい!じゃぁ自己紹介だよな!俺は2年、ダンクスマッシュの桃城武だよろしくな!」
ここから時計周りに自己紹介されていく。
「特技も言うの?……燕返しが得意の3年不二周助、かな。…よろしく。」
「3年菊丸英二!大石とダブルスだにゃ!特技は菊丸ビーム!」
「3年手塚国光…部長兼生徒会長だ。特技はドロップショットだ。」
「2年海堂薫…。特技は…スネイク……フシュー…」
「3年、データテニスの乾貞治だ。君のデータも取らせてもらうよ。」
「3年河村隆!寿司屋っス!!えーっと…特技は…バーニングサーブ!」
「3年、大石秀一郎。英二の相方です。特技はムーンボレーかな?」
「俺は言うまでもないよね?」
「勿論。私はリョーマの友達露原時雨!苗字呼びは壁があって嫌いなんで呼び捨てでよろしく。」
(あ、仕事中以外は全員タメ語だから名残が……。)
「お願いします!」
一通り挨拶は終了した。
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