Mermaid 40
それから数日…

「今日も晴れてるな。」


真珠の里は快晴が続いていた。
空気だけが冷たくて、辺りに積もる雪はキラキラと太陽を反射している。

(サハラの私槙に対する呼称も和槙里長から和槙に変わっている!)


「晴れてんのはうれしいけど…なんか悪いなυ待たせちまって。」
「ま、天気なんて俺らが操れるもんじゃねーし。しょうがねぇよな。」
「いーじゃねーか!晴れてて!俺達の修業時間も増えるしな!」


サハラ達4人は、かの海坊主との戦いに備え毎日修業をしていた。


「ん、もうそんな時間か!」
「うん。漁の手伝い、出来なくて悪いね。」
「あの海坊主と戦ってもらうんだ。これくらい当たり前だよ。」
「ほら!早く行こうぜ!」
「はいはい。」
「にゃ〜」


喧嘩していた和槙とおゆきはすっかり仲直りをしていて、今は和槙の腕の中からおゆきが「いってらっしゃい」というかのように鳴いていた。


「行ってくるな!」
「夕飯作って待ってるから!暗くなる前に帰れよ!」
「もちろん!」
「行ってきます。」
「うめーのよろしく!」
「はいはい」


サハラ達は手を振りながら、何時もの修業場、人がいない、港とは反対側の海へ歩いていく。





海岸

ビシッ

 マシュ
「魔手」
「おら!」
「!、あぶねぇっ!」


現在スパルタ修業中。

魔法によって腕の力を格段に上げたサハラは地面を砕き、その隙に八角が連携攻撃。
銀太はスレスレに避けた。


「ガル!」

ビュッ!

「わっ!味方にまで当たっちまうよ!」
「すまん。ノーコンなんで。」
「キャーッ!!サハラのそれマジ怖い!!」


一風の刃は八角の直ぐさまを通りすぎ鋼牙の元へ。ちなみに衣はもうズタズタだ。


「ジオ」

バリバリバリ!

「雷!?え、雷!?雷まで出せるの!?」
「氷結系もできるよ。ブフ。」

ヒュオオオ!!

「ぎゃー冷たーい!!」




現在、サハラのスパルタ修業真っ盛り!!
そして、時はあっという間に過ぎ、気がつけば修業開始から4時間が経過していた。



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