第八話(1/7)



「銀ちゃーん、零ー、新八ー!」

「あれ、神楽ちゃんどうしたの?」

「なんだよ、朝っぱらから…」

「あれ?僕だけですか?
なんか大きな犬が見えるんですが…」

「大きい犬なら俺も見える」

「僕も見えるよ」

「…じゃあなんで普通なテンションなんだよ!?
少しは焦ったらどうですか!?」

「いいか、新八!
なんでもつっこめばいいってもんじゃねーんだ。」

「神楽ちゃん、その犬どうしたの?」

「下で拾ったネ!」

「そっか、きっとお腹空いてるだろうから…
はい、生肉。」

「おお!流石零アル!」

「ワンッ」


白くて大きな犬は、僕の出した生肉をおいしそうに食べてくれた。

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