可愛いアイツのおねだり。(1/4)
「銀ちゃーん」
「何だ?今銀さんケーキ食べるのに忙しいから後にして?」
「…銀ちゃんは私よりケーキの方が好きなんだ。」
零の呼ぶ声に対して、滅多に食べれないケーキを優先したらケーキに嫉妬する零がいた。
内心可愛いと思いつつ、またケーキを口に運ぶ。
「……銀ちゃん、私もケーキ食べたい。」
「一口だけならな。
神楽みてぇに全部食われたくねーし」
「私、銀ちゃんの勝手に食べたりしてないもん!」
「はいはい。」
少しからかってやったら、零は頬をぷくっと膨らませて俺をにらんだ。
睨んでるつもりなんだろうけど…
俺には可愛くにしか見えない。
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