2024/5/11
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::プリパラは好きぷり?

今からプリパラとKOPの話をします!!
比率? 7:3かな……


私、実はずっとプリパラのオタクをやっていました。ファルルに惹かれてアニメを見始め、2期でひびき様に入れ込み、スーパーサイリウムコーデのためにお金を溶かしまくっていました。

この通り私はプリパラが大好きなのですが、それってプリパラのあの世界観が大好きだからなんですよね。
ひとたびプリパラ空間に入れば、現実世界の自分とは関係なく、誰もが自分のなりたい理想の"わたし"になれる。小学生の女の子がプリパラ内では背も髪も伸び、アイドルらしい姿になったように。


私は幼い頃からずっとアイドルに触れてきていて今も昔も変わらずアイドルが大好きだけど、自分がアイドルになれると思ったことは一度もなくて……。
それは、可愛くて綺麗で完璧な人でないとアイドルになれないっていう現実を分かっていたから。決して、誰もがアイドルになれる訳じゃない。ステージに立っていいのは選ばれた人間だけ。
幼い子どもにとっては残酷なその現実は、確かに変えようはありませんでした。


その常識をいい意味で覆したのがプリパラです。
「なりたい自分にプリパラチェンジ」なんて簡単に言うけれども、そんな簡単に変わることなんて正直できるはずがない。

でも、プリパラという仮想空間に入るというだけで、みんなが自分のなりたい姿に変わることが出来る。姿だけじゃない、性格も、そして性役割さえも自分で決めて、自分で選ぶことが出来る。
普段は真面目な委員長が、あのゲートをくぐれば語尾を付けて話すポップなアイドルになれるように。(まあ、あれはバレないようにするとかギャップを狙うとかそういうのもあるんですけど……)


思えばあの世界は"男の子のなのにプリチケが届いた"や"女の子だけど男の姿をして過ごしている"なんてエピソードがあるくらいには割と性別とか性役割について踏み込んでいたりもしたんですよね。女の子たちが執事コーデで男子の曲を歌ったりとかもあったし。

ジェンダーロールの話すると長くなるので割愛しますけれども、最終的にはこれらどの話題も結局はジェンダーロールに囚われない姿や「わたしらしさ」を表明しています。


わたしたち、特に幼い子どもって「こうあるべき」を押し付けられがちだと思うんです。性役割については本当に顕著。(女児向け、男児向けって表記もよく考えたらそうですよね)

幼い子どもは判断材料となる知識もなければ反論するだけの気力も度胸もないから与えられた性役割を無意識に受け入れてしまいがちなのに、プリパラは子どもたちに「女の子だからといってこうしなきゃいけないわけじゃないんだよ、二分してどちらかに割り振られる必要はあるのかな」ってぶつけてきてるんですよ。

これってとんでもないことだと思います。何というか、新時代だな……って。
プリキュアの登場でようやく「女の子だって暴れたい」を認められた世代なので尚更。言うてプリキュアだって「女の子っぽい単語くっつけて造語作ろうぜ!」で生まれた名前なので従来の性役割観から抜け出せてないですけどね。


容姿も性格も性役割も「偽れる」(byひびき)、または「あるがままでいられる」(byレオナ)世界。どんな自分でいても決して否定されない世界。それってなんて優しい世界なのでしょうか。


追記でキンプリの話
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2019.06.18 (Tue) 01:31

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