五日目






「う゛お゛ぉい!!さっさと起きやがれぇえええ!!」




おい、鮫。私のさわやかな朝を返せ。














うるっさい。本当にうるっさい、作戦隊長様の声を目覚ましにたたき起こされた私。なんて不憫。なんて可哀そう。

しかも何!?真夜中に起こすとかマジ意味わかんないし!!(本日の起床時刻はAM9:00)



「でーこんな真夜中にこんないたいけな少女をたたき起こして何させるつもりですかー。飯作れとか言ったらマジ殺しますよ。ワタクシのこの呪われし右腕が火をふきますよ」


「今は真夜中じゃねェえ!!それに、今日は任務だっていっただろぉお!!」


「あーあーうるさいうるさい。一々叫ばないと会話ができないんですか?」


「叫ばせてるのは誰だ!!!」


「つか気づいてます作戦隊長。隊長の語尾に常にビックリマークが二個以上ついてるんですけど。鬱陶しいことこの上ないんですけど」


「さっさと行くぞ!!」


「ピロロロン!作戦隊長のスルースキルが上がった!!」




そんなこんなで任務です













「とは言ったものの。どこですかここ」


「今日はこのファミリーを殲滅する」


「いやすいません。ファミリー殲滅とかありがちすぎてつまんないんで、ここはもっとオリジナリティあふれる感じに行きましょうよ。まずはキノコ採集からとか」


「お前暗殺部隊をなめてんのか!!」


「基礎をおろそかにする者は後で絶対後悔するんですよ!!キノコ採りもできないくせにハンターを名乗るっていうんですか!?この不届きものめが!!」


「誰がハンターだ!!」















「まぁ結局こうなるわけですね」


「誰のせいだ!!」



え?今の状況?敵さんに囲まれとる(笑)

これぞまさに袋の中のネズミ。


「はっはっはっ!これで袋の鼠だな!!観念するがいい!!」


「いや、ミーと同じこと言わんといて。キモい」


「う゛ぉ゛おおおい!!喋ってる暇があったら戦いやがれぇえ!!」


「そっすねー。袋の中の鼠は実は改良に改良を重ねられた新種のモンスターでしたってオチなんてどうでしょ」












五日目。鮫と任務。

ふざけてばっかり?それがヴァリアークオリティ(笑)

あ、敵さんはちゃーんと倒しました





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