飯の時間なのです









「めーし、めーし、めーし」






ルンルンスキップで廊下を歩いてその勢いで部屋に入ったら全員の視線が突き刺さる。痛い痛い。特に土方さんと斎藤さんの奴が。ヤバい、マジヤバい。








「な、なんすか。なんでそんなに睨んでらっしゃるの!?」






「平助、誰がこいつをつれてきていいと言った」






「へ、あ……だめ、だったか?」








斎藤さんが厳しい顔でそういうと平助君は気まずそうに顔をしかめる。え、マジで。ミーが邪魔者な感じ?








「……いいし。別にいいし。一人でご飯とか別にさびしくねーし。平気だし」







くるりと踵を返して広間的なあの場所を立ち去ろうとするとフッと足から力が抜ける。そのままバターンと後ろ向きにこれまたきれいに倒れちまった。

今は床に仰向け状態。







「悠ちゃん!!!」






あぁ、千鶴ちゃん私の心配してくれるのは君だけだよ。癒しだね。オアシスだね…でもね、何でだろ起き上がれない。







「どうしよちーちゃん。起きれない」





「悠ちゃん具合悪かったの!?」







「いやいや、私は健康だけが取り柄だしそんなバカなことはないとは思うけど…」







話しているうちにもどんどん体から力が抜けていく。ふわふわふわっと視界が揺れる。そのまま、意識は闇に沈んで……








「まだ死にたくないぃいいいいいいい!!!」







起き上がれないので全力で叫んでみる。近くにいた千鶴ちゃんがビクッとする。ごめんよ、びっくりさせちゃったかな?







「悠ちゃん、本当に大丈夫なの…?」





「うん、しいて言えば昨日くらいから何も食べてないからそのせいかもしれぬ……」









あ、あれ?皆さんからの視線が痛い。なんかあれだ。この前の殺気とかじゃない。なんかイタイ子見るような視線。やめておくれ。傷つく





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