お年頃。
「変わりに、明日映画に付き合ってくれると嬉しいんですが」

「映画?いいけどなんで私?」

「明日カップルデーで、男女で行くと半額になるんで」

「あぁ、なるほど。いいわよ」



二つ返事で梨萌は了承する。



「えーっと、じゃあ浅羽ケータイある?
連絡のためにアドレス交換しておこう」


お互いの赤外線ボードをくっつけ合わせ、連絡先を交換する。


ふと、梨萌は思ったことを口にする。



「ところで、映画って何見るの?」

「ホマレンジャー」

「………は?」




お年頃の男女が、こう軽々しく二人きりで映画に一緒に行くことになっていいのやら・・・。




(よし、明日は偵察だぞ!)

(ええ!?そんなことしていいんですかっ?)

(構わん!裏切ったゆっきーへの罰だ)

(裏切ったって何をだよ・・・)

(あ、俺は無理だから)

(は?なんでだよっ!)

(いやー・・・まぁ・・・)





訂正。二人きりにはなりそうにはなさそうです。





展開が急なのは、夢小説素人作家(つまりは私)の特権です。

6/7
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