「千鶴くんたち、大丈夫でしょうか・・・」
4人は教室で、優佳達がテストを終わるのを待っていた。
採点はその場でされるらしく、結果はすぐ分かるそうだ。
「これで赤点でもとったらあの子ざるの触覚引っこ抜くぞ俺」
「要、千鶴が問題まりがうたびに説教してたしね」
「あ、帰ってきたんじゃない」
ばたばたと廊下を走る2つの足音が聞こえてきた。
ガラッ!
「テスト受け終わったぜ!」
『私も!』
手には裏返された解答用紙。
「け、結果はどうだったんですか?」
『それがー』
表返される解答用紙。
そして結果は
『「100点だった!」』
なんと、100点だった。
「ええ!すごいですね!」
「すごーい2人とも」
照れる2人。
「いやー。問題解くたびに要っちの説教聞こえてきてさー。
これは間違ったらいけないとか思ったらこうなってたー」
『私は悠太くんの教えてくれたのが全部出てたから。ありがとう』
「いえいえ」
「よーーっし!今日は要っちのおごりでおでん買いにいこーぜ!」
ジャンプしながら言う千鶴。
「はあ?!お前が俺にお礼に買えよ!」
「ケチだなー要は。おでんの5個くらい」
「お前も勝手に数増やしてんじゃねぇよ!」
『あ、でも私もおでん食べたいな』
「じゃあコンビニ行きますか」
「俺はおごらないからな」
「えーケチーー」
「早く行かないと売り切れるかもだよ」
「それは急がなくては!」
みんなが教室を出て行く。
(なつかしいなぁ)
東先生は廊下を走る6人を見ながら、昔の級友を思いだし
その場を後にした。
〜fin〜
7/7