100
そして、一週間後


「千鶴くんたち、大丈夫でしょうか・・・」


4人は教室で、優佳達がテストを終わるのを待っていた。

採点はその場でされるらしく、結果はすぐ分かるそうだ。


「これで赤点でもとったらあの子ざるの触覚引っこ抜くぞ俺」

「要、千鶴が問題まりがうたびに説教してたしね」

「あ、帰ってきたんじゃない」


ばたばたと廊下を走る2つの足音が聞こえてきた。



ガラッ!


「テスト受け終わったぜ!」

『私も!』


手には裏返された解答用紙。


「け、結果はどうだったんですか?」

『それがー』




表返される解答用紙。


そして結果は




『「100点だった!」』




なんと、100点だった。



「ええ!すごいですね!」

「すごーい2人とも」


照れる2人。


「いやー。問題解くたびに要っちの説教聞こえてきてさー。
これは間違ったらいけないとか思ったらこうなってたー」

『私は悠太くんの教えてくれたのが全部出てたから。ありがとう』

「いえいえ」

「よーーっし!今日は要っちのおごりでおでん買いにいこーぜ!」


ジャンプしながら言う千鶴。


「はあ?!お前が俺にお礼に買えよ!」

「ケチだなー要は。おでんの5個くらい」

「お前も勝手に数増やしてんじゃねぇよ!」

『あ、でも私もおでん食べたいな』

「じゃあコンビニ行きますか」

「俺はおごらないからな」

「えーケチーー」

「早く行かないと売り切れるかもだよ」

「それは急がなくては!」



みんなが教室を出て行く。




(なつかしいなぁ)


東先生は廊下を走る6人を見ながら、昔の級友を思いだし
その場を後にした。




〜fin〜

7/7
<< bkm
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