譲れないもの。

「やぁ、だめ…それだけは…幸村に…。。」

「へぇ…俺様嫉妬しちゃった。これはその罰、しっかり受け止めろよ?」

俺は涙に濡れる彼女を俺だけのモノにした。

真田の旦那…すまえねぇな…これだけは譲れねぇんだ。






俺様は猿飛佐助。忍の者だ。

「由香殿!何処に居られる!由香殿ー!」

屋敷中を走り回る旦那、相変わらず騒がしいねぇ。。

「あ、はい!幸村様!ここです!」

お、この可愛い声は…!

農作をする為に庭に出ていた由香が旦那の居る縁側に急いで駆けてくる。

その手や着物は泥にまみれ…身体は汗ばんでいた。

「由香殿…その様なことは他の者にさせれば…怪我をしたら某は…。」

旦那は由香を抱き締め頭を撫でた。

「大丈夫だよ、私は戦っている皆の為に出来ることをしてるだけだから♪それより幸村…その、えっと…離して…。」

旦那は相変わらず慌てて手を離す。

「由香!?そ、それは…申し訳な…!!??由香殿……き、き、きき着物がは、はだけて…その、胸元…胸元が…!」

おー、おー、由香の着物が少しだけはだけて、胸元が…てっ…旦那テンパりすぎでしょ。。

「あ、ほんとだ…ごめんね。。必死にしてたから…気にして無かった。。」

由香はソッと着物を直し、顔を真っ赤に染めた旦那の顔を覗いた。

「幸村…その、戦頑張ってね。私も一緒に戦えないけど待ってるから。だ、だから…その…帰ってきたら、一緒にご飯食べようね。」

旦那は大きく頷いた。

「由香殿…それと、この戦に勝利したら某と…っ、付きあ…。。い、いや、何でも無いでござる!」

由香はクスクスと笑い

「いつかその言葉…聞ける日を待ってるから」

旦那も早く言っちゃえば良いのにねぇ。

由香がどうなっても知らないよ?







旦那…俺様も由香が好きなんだ。









旦那が出掛けてから、数時間。

由香は一人で旦那の帰りを待つ。

その姿は何時もの掃除の為に泥まみれた姿とは一転して、美しい着物を纏った一人の武人のごとき姿。

俺様も惚れ惚れしそうだぜ。

あ、もう惚れてるけど。

「由香ちゃん♪今日も相変わらず可愛いねぇ。。」

「さ、佐助さん!?幸村と戦場へと向かったのでは…。」

「あー!それは俺様の分身。」

驚く由香をソッと抱き締めた。

「佐助さん。何の冗談ですか…?」

「あれー?真田の旦那にはさせてくれるのに俺様には無し?」

「それは、幸村のことがす、好きだから…」

そんなこと言われると俺様悲しいぜ…。

「俺様も由香のこと、好きだぜ」

「ん…!?」

俺様は由香に口付けた。

柔けー…俺様蕩けちまいそうだぜ。

「や、佐助っ…いや、止めて…。。」

俺様は由香の唇を一旦お預けにして問いかけた。

「んー?どうして?俺様は結構マジなんだけど」

「幸村に初めて…ひっく…!あげたかったのに。。」

泣きながら俺様の胸を叩く、全く痛くない。

「あー。。旦那そういうの気にしそうだもんな。。」

なら、尚更好都合じゃない♪





「佐助さん、だから…んんっ!」

俺様は由香を押し倒して口付け…今度は深く甘くてっね♪

「やぁ、ふぁ…さ、あ…。。」

窒息しそうなところまでキスを浴びせたら、俺様は着物の帯に手をかけた。

「やぁ…佐助さん、何を…!」

「んー?由香の身体を堪能しようかと…まぁ、いやつっても、俺様止めないけどね。」

帯をするりと取り払い、着物をはだけさせると、雪のような白い肌が露になる。

「おおー!良い身体してるじゃなーい!」

「やぁ、止めて…!お願い…。。」

「ん?止めないてっ言ったよね?俺様。」

首筋に噛み付き、俺様のマーキングを付けていく。

白い肌に何度も口付けを落とし、胸の蕾を指で弾くと甘い声を出す。

「へぇ…?由香のおっぱいてっ感度良いのね。苛め概があるぜ」

「やぁ、そこばっかり…あ、んん、や…」

しつこく責めてやれば顔が赤く色付き、なんとも色気のある顔になってきた。

そろそろ食べ時かな?

「ひやぁ、あ、あん、やらぁ…佐助さんっ!」

「んー?もしかして、由香のアソコ、もうこんなにトロトロだけど?これは気持ち良いてっことだよね?」

由香の中に指を入れれば光る粘液が指に絡み付き指を動かすだけで入り口がキュウキュウ絞まる。

「違っー!ああっ、止めて…動かさないで…やぁ!あ、んんっ!」

「あー、あ。着物こんなに濡らしちゃって…厭らしい子。旦那が見たらショックだろうねー。俺様は好きだけどさ♪」

「ゆ、幸村…ごめんなさい…んん!」

俺様は耳朶を優しくくわえて、甘く囁いた。

「旦那のことは忘れて俺様だけ見てりゃいいんだよ」

俺様は指を増やして激しく動かすと水音が部屋に響く。

「やぁ、いやぁ!やめ、て…激しいの…やぁ、やらぁ!んんっ!ああ!」

「ほら、この水音…由香のアソコからだぜ?こんなに気持ち良いてっグチュグチュ卑猥な音を立てて俺様を誘ってんだ、男として、ちゃんと期待に応えてやらねぇとなぁ!」

「ふああ!やぁ、駄目、きちゃ…あああぁぁぁぁぁ!」

由香は大きく声を上げてイッた。

身体の力が抜けてぐったりとした由香の上に股がり俺様の盛りきったモノを取り出す。

「やぁ、それだけは駄目…!お願いします。佐助さんっ…!」

懇願かぁ…涙目の由香可愛い過ぎでしょ。

「俺様と繋がりたくないの?俺様由香に恋してからは他の奴とはシてないよ?それに涙流しちゃって…俺様のこと誘ってんの?」

由香の足を抱えて俺様のモノは入る寸前まで来ていた。

「やぁ、だめ…それだけは…幸村に…。。」

「へぇ…俺様嫉妬しちゃった。これはその罰、しっかり受け止めろよ?」

「くっ、痛っーー!や、やだ、抜いて…!」

俺は涙に濡れる由香を俺だけのモノにした。

このミチミチと由香の初めてが壊れながら立てる音は堪らなく気持ち良い。

「やぁ、幸村、幸村ぁ…!」

「ほら、これで由香の初めては俺様が貰ったぜ?もうこれで、旦那も諦める。だって、俺様のお古だもんなぁ?」

「やぁ、幸村…ごめんなさい。私…私…。」

「じゃ、俺様、たっぷり由香の中を堪能させて貰おうかな?」

俺様は腰を激しく動かした。

「痛っ!止めて…駄目、やだぁ!!」

「安心しろって、旦那のこと忘れるくらい気持ちよくしてやっから…愛してるぜ、由香。」

初めは痛がっていたが、段々甘い声を上げて俺様のモノに順応していく。

「あ、やぁ、だめ、ん、こんなの…んん!やぁ、もう、イッ…イッたから…何度も何度も…イッちゃったのっ!だから、もぉ、止め…あああっ!」

「あらあら、もうこんなに気持ちよくなってくれちゃって…俺様の女になる気になった?」

「や、それだけは…ごめんなさい。。あ、ん、ああ、やぁ、やらぁの!」

「まだ旦那のこと忘れられないわけ?仕方無いなぁ…無理維持でもさせてあげるから、さ、出すぜ?」

腰を強く打ち付け何度もイッた由香を責め立てる。

「やぁ、赤ちゃん…ん、出来ちゃ…!だめ、お願い…佐助さんっ…!あん、あ、あっ…!」

「ガキが出来たら由香なんて旦那でも要らないだろうな?いや、他の男でも要らないんじゃないの?安心しろって、俺様がきっちり面倒見てやるからよ。しっかり俺様のガキ孕めよ?」

「やぁ、だめ、だめ、だめぇ!!」

俺様は由香を抱き締め、腰の動きを早めた。

「出すぜ、ガキ孕めよ…!くっ、うっあ…!」

「やぁ、あああっ!!」

由香の中と俺様のモノが溶けるように子種が注がれる。

ぐったりとした由香の頭を撫で俺様は天井を見詰めた。





真田の旦那…すまえねぇな…これだけは譲れねぇんだ。








由香が初めて来たとき旦那も俺様も一目惚れだった。

滅多に女が来ない環境てっのも有るかもな。

俺様は旦那の忍だ、静かに生きて旦那の影になる、それが俺様の人生だった。

それとは真逆に旦那は、熱い炎をたぎらせて馬鹿みたいに目立って…俺様正直、羨ましかったんだよね。

それに、旦那は真面目ちゃんで堅苦しいけど、大将だ。欲しいものは大抵何でも手に入る。

俺様、忍は結構規律が厳しくてね、簡単には手に入らねぇんだ。

だから、せめて愛する女位欲しいわけ…他は何も要らねぇ、自分の命すらも…。

これで旦那に首切られたって本望だ。

だが、旦那は優しいから、おめでとうとか言って喜ぶんだろうな。

そんな、旦那だからこそ俺様は付いていくんだけどな。




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