離さない。

東軍が勝利し、ワシは由香を捕まえた。

ワシが何よりも欲しがった愛しいお前。

「家康っ…!近寄らないで!この人殺しっ!」

「それは三成も同じじゃないか?」

由香はワシから距離を取ろうと縛られた手足を必死に動かす。

「違う…貴方は…三成くんを…ううっあ…。」

三成を殺してからまだ日が浅いからか…

由香の心は立ち直れてはいなかった。

泣き崩れた由香を抱き抱える。

「ワシは三成を殺した。由香の父上も殺した。」

ワシは由香に口付けを落とした。









全ては由香を手に入れるために。

由香の全てを奪った。

愛する恋人も…父親も…。

「ワシはこれからも秀吉様と半兵衛様…そして三成と天下を守っていきたい…。だから…、ワシの側でワシを支えてくれないか?」

あの日ワシの告白に…頭を下げた。

「私は…三成くんの事が…好きなの…。それに…私には…天下を安泰させる為に政略結婚させられるの…。」

由香は愛する人とも結婚を許されない。

ただの政治の道具だったのだ。

その父親に忠誠を誓い忠義を捧げる三成。

全てが許せなかった。










「んんっ…!あ、はうっ、ん…!」

口内を犯していく…甘くて蕩けそうだ。

ワシの瞳を睨み付けるも足をばたつかせ、か弱き腕でワシの胸を叩く姿は、なんともそそられる。

「その唇は三成に愛されたのか…?」

「つ……!」

由香は唇を噛み締めて、俯いた。

「由香は復讐に一途な三成を一心に想って辛くは無かったか?」

由香の首に深い跡を付け…傷だらけの指を茂みに忍ばせていく…。












秀吉を殺し、拐おうとワシは戸惑う由香に手を伸ばした。

三成が鬼のような表情で此方に迫って来ている。

「由香…!来いっ!ワシがお前を幸せにしてやる!お前を苦しませはしない!だからっ…さぁ!」

「ごめなさいっ…!」

「その汚い手をのけろ!家康ーーー!」

三成はワシに斬りかかり由香を抱き抱えた。

「三成…!」

「秀吉様を手に掛け…それでも尚…由香様を汚すなど…私が許さないっ…!」

そう…あの時は三成が由香を幸せにしてくれると思った。

なら、ワシはそれでもいいと思ったのに…!











「ああ、やぁっー!ダメっ…お願いっ!」

ワシの太い指が一本、二本と由香の中を蹂躙する。

由香は甘い吐息と喘ぎ声を上げてワシの上で悶える。

「どうした?随分と濡れているな…。ワシも嬉しいよ。」

「そんな…違っー!あああああっっっ!!!」

弓形に腰が跳ね上がり、派手に絶頂を迎える。

息を荒くし、顔を赤らめる由香。

「こんなにも淫乱になってしまうなんてな…。毛利殿の調教が聞いたか?」

「違っ…!私は、そんな…!あ、待って…!」

指を締め付ける感覚を無視して指を動かし続ける。

「本当は三成に初めてを貰って欲しかったのだろう?」

「わ、ああ、やぁだっ…動かさないでぇ…あああっ!!!んんんーーー!」











三成と敵対してからワシは負ける気でいた。

三成と由香が幸せになってくれればそれでいい。

しかし、独眼竜から情報を聞いた。

¨豊臣の娘が毛利との同盟を結ぶ為に婚約した¨と…

三成が許したのか…?

ワシは問いただすために毛利の元に向かった。

「元就様っ…抜いてっ痛いっー!苦しい…の…!」

「毛利…お前っ…!」

「どうした?男と女の契りだろう?」

「やぁ…!家康っ、見ないでっ!あ、あ、ああっ!」

「ほぉ…媚薬が効いてきたか…。なら、もっとくれてやろう…。」

「やぁ!あ、あ、ごめんなさっー!三成く…私…ひっく…!」

「三成を好いているのか?なら、すぐに忘れろ。我だけを見よ。決して目を反らすな。」

「待って…中に出さないでっ!いや!いやぁぁぁあ!!」

ワシが見た光景は毛利と由香が交わっていた。

由香の瞳はどんどん色を失い…最後には甘い声を上げるだけの人形に成り果てていた。

ワシは三成を憎んだ。






















「あ、あ、いやぁ、家康ぅ…!私…苦しい…。」

「由香…?」

何度も絶頂を迎えながらも涙を流し、ワシの瞳から目を反らさなかった。

「私…どうして…三成くんに好かれなかったのかな…?ひっく…」

「もう泣くな…。」

ワシは由香の入り口に自身のそそり立つモノを宛がい優しくて口付けして…囁いた。

「ワシが全て忘れさせてやるから…。」

せめてワシを愛して…三成を忘れてくれ…!




















関ヶ原の戦いでワシは三成と対面する。

「家康ぅぅぅー!貴様を斬滅する!」

「最後にお前に聞いてもいいか?」

「ふん…死に土産に1つだけ答えてやる。」

ワシは拳を握りしめ、三成を見詰める。

「由香の事をどう思っている?」

「そんなことか…?アイツは良くやってくれた、毛利はアイツを大層気に入っている。同盟を組むに丁度良い女だ。」

嘲笑うように言葉を吐き捨てる三成。

「三成。お前はワシが許さない。」
















「あっ、家康っ!激しっ…ら、らめぇ、動かさないでぇ!イくのが止まらないの!ああっ!やぁぁ!」

「好きだ!由香!愛している!」

由香の子宮を潰すように腰を叩きつける。

それにつられて締まるように由香の中が痙攣する。

「私も…好きぃ…!家康…!好きです!」

ワシは絶頂を迎えそうになり種付けの体勢に入る。

「出すぞ、受け止めろ…ワシの全てを…!」

「はいっ!家康さまぁぁぁ!!」

由香の中に熱いのが弾ける。












もう、ワシはお前を離さない。

お前を真に愛すから…ワシの側にいてくれ。

由香の目頭に口付けた。

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