2周年企画 | ナノ

質問レス

「――山南さんからの特別任務…以下の質問に正直に答えなさい」
「あれ、何年か前にもあったよね、同じようなこと」
「ああ。あの時もいっぱい訳の分からない質問に答えた気がする」
「今回は…うわ、【もし答えなかった場合は……】で終わってるのが怖い」
「……わざわざ怒らせるのは得策じゃないな。よし総司!答えるぞ!」
「いいよー。前もこれ楽しかったし」
「楽しんでたのか!?」
「…見事に俺たち置いてけぼりだな」
「俺ら宛にもあるらしいから答えたらいいんだろ」
「楽しみですね!」





一、二人に子どもができたら女の子がいいですか?それとも男の子?
ついでにどんな名前になるのでしょう・・・?


「こ、こども!?」
「随分大胆な質問だね」
「こ、こどもとかんなの考えたことないし!」
「えーなんでそういうこと言うのさー。僕としてはいつでもいいんだよ?」
「…刺していいか?」
「照れないでください」
「照れてねえよ!」
「僕は一姫二太郎がいいかなー」
「答えるのかよ!」
「いやだって答えなきゃ、山南さんに何されるか分からない」
「う…」
「真尋は何人欲しいー?」
「…別に何人でもいい」
「……どうしよう、僕頑張ってもいいお許し貰っちゃった」
「お前なんでそんな万年発情期なの?てか人数は聞かれてねえし…!」
「そんなドン引きした顔されたら流石に傷つくな…。じゃあ真尋はどっちが欲しい?」
「……どっちでもいいよ。あー…でもどっちもいたら楽しいな」
「じゃあ真尋も一姫二太郎で。名前はね〜…」
「一人は勇司な」
「真尋…ありがとう。じゃあもう一人は真司かな」
「…安直だな」
「僕と真尋の子供なんだよ?外せないでしょ」
「女の子のときは?」
「…まだ内緒」
「はあ!?」
「生まれた時のお楽しみね〜」
「はああ!?!」



二、沖田さんに質問です。
真尋が本当に男の子だったらどうしていましたか?


「どうしていたって…どうもしないんじゃない?多分ずっと一緒にいると思うよ。左之さんと新八さんみたいに」
「いや分かんないぞ。もしかしたら俺に恋人が出来るかも」
「ちょっと、僕に出来ないみたいな言い方は何」
「いや、総司には無理だろ」
「…え?」
「え?文句ある?」


三、真尋は小さい頃、風間と何をしてたの?


「風間と…ってあれだよな。風間家に父上達と行った時だよな。んー特に何もしてなかったけどなあ。まだ剣術も始めてなかったし。普通に父上達が話し込んでる間庭散歩したり。風間の里ってデカいんだよなー!あとは…あー何か鬼の話聞いたことある」
「鬼の話?」
「うん。風間家の先祖の話。関ヶ原らへんの話だったかな。ぼんやりとしか覚えてないけど、聞いてるのすごく楽しかったの覚えてる」
「へ〜風間もよく話したな」
「小さかったしねー。あいつも話すの楽しそうだった」


四、平助君に質問!
よく総司君や真尋に稽古で負けてるけど、勝ったことあるの?


「ああああああああそこは聞かないでくれえええええ!!」
「無いよね、一度も」
「うん、無いよね」
「次は勝つ!絶対勝つ!!!」


五、千鶴ちゃん。真尋が女だってわかってから変わった事ってありますか?お風呂が一番かな?と思ったけどその……女の子の日とか……(ゴニョゴニョ)色々あるかなと!意識的な事でも日常的な事でも良いので。


「そうですね…確かにお風呂が劇的に変わりましたけど……意識的にも日常的にもやっぱり変わりました!高崎さんはその…私が知っている女の人とは確かに違うけれど、やっぱり同性の方が身近にいるっていうのは安心しました。それまで何かと入り用のものとかは買ってきたりして下さったんですけど…女の方だと教えてもらってからは更に気にかけて下さるようになりました。それに同性のかたじゃないと出来ない話も出来るようになりましたし…。だからこの男装生活もそんなに苦じゃないんです」



六、原田さんと新八と真尋だったら誰が一番お酒強いんですか?


「真尋だな」
「俺だね」
「新八は割とすぐ酔っ払いになるからな」
「それは左之さんも同じでしょ」
「俺は普通だぜ?お前がおかしいんだよ」
「まあ新選組では一番だとは思ってる」



七、新選組幹部の中で真尋が一度も勝った事のない人っているんですか?やっぱり体力的な面では難しい事もあるだろうけど、浪士をバッタバッタ斬りまくってる真尋だから予想が出来ない……。答えて!真尋っ!


「一度も勝ったことが無い人はいない…かな。近藤さんとか一君に負けたことはあるけど、勝ったことがないのは無い。まあでも竹刀だしなあ。真剣で本気勝負ってのは誰ともしたことないから何とも言えないけど、言う通り長時間になったら俺が不利になるな。まあそんなことになる前に勝つから関係ないけど」



八、真尋から見た龍之介くんはどんな人でしたか?


「龍之介…」
「井吹くん、か。懐かしい名前だね」
「あいつはそうだなあ…弱いし根性ないしどんくさいし、なのに文句だけは一人前で犬って言葉が本当に似合う奴だった。うじうししてるし女々しいし、何の取り柄も無かったし。でも…そうだな。ほんと馬鹿正直で損しかしてなかったけど、だからこそ何となく目につく奴だった。あの頃は分からなかったけど、そういうところがあいつの強さでもあったんだと思う。それに――似てたよ、総司と俺に。きっともう生きてないだろうけど、どんな死に方したか気になるっちゃ気になるかな」



九、総司くん。真尋の魅力について心ゆくまで語って貰えますかキリッ


「……」
「……」
「…おい」
「なあに?」
「〜〜なあに?じゃねえよ!!何緩みきった顔してんだ気持ち悪い!」
「ひどいー!だって心ゆくまでって書いてあるんだよ?緩むよ誰でも!」
「緩まねえよ!ほんとその気持ち悪い笑顔やめろ今すぐやめろ!」
「もう、照れちゃって…。あ、ここが魅力その一ね?」
「さりげなく答えんな!」
「ほんと真尋ってば、人一倍照れ屋さんなんだよね。んでもって照れ隠しも激しいし。そんなところが本当に可愛いよね。まあいつも可愛いんだけど」
「はあ!?」
「あと何だかんだ言いながら真面目に物事こなすし、努力家。普段はどこから見ても男の子だけど、寝起きとか甘い物食べるときとかそういうふとしたときに、実は結構女の子っぽいところあるからそこの差もたまらない」
「寝起き!?甘い物!?」
「やっぱり自覚ないんだー。あと嫌いな椎茸食べるときも必ず一呼吸してから口に入れるのも可愛いと思ってる」
「何見てんだ!!」
「こういうところって、外見からは想像しにくいんだよね、真尋って。中性的な顔立ちだし性格もこんなのだから、どうしても男の子の面が強い。しかもそこらへんの男よりよっぽど男らしいのがこれまたって感じ。空気も読めるし頭も良いし、凛としてる姿はかっこいい」
「……もうやめろ」
「でもそんななのに風呂が大好きで酒豪だし結構親父くさいところもあって、ほんと型にはまらないから一緒にいて飽きない。ノリもいいし、冗談通じるし。こんなに一緒にいるのに日々新しい一面が見えるのは本当にすごいと思うよ」
「…お前言ってて恥ずかしくないのか…?」
「あとねー」
「もういいだろ!?」



「――なあ、あれいつ終わんの?」
「ああなったらしばらくは無理だろ。完全に総司のやつ火ついてるし」
「沖田さんって高崎さんのことになると本当に変わりますよね…」
「まあな。あいつも人並みの男だってことだよ」
「表現の仕方は人並み以上だけどな…」
「はは、そう言ってやんなって。それより千鶴」
「はい!」
「このままここにいてもあれはしばらく終わらないから時間勿体ないぞ?夕飯の準備あるんだろ?」
「は、はい。でも…」
「行っていいぜー、千鶴。あれに付き合う必要はない」
「俺も平助ももう少ししたらどっか行くしな」
「そうなんですか…じゃ、じゃあ少し失礼しますね」
「ああ、今日も上手い飯期待してるぜ」
「俺のおかず多目で頼むー!」





「――あと真尋の魅力って言えば…」
「今すぐやめないと斬るぞ馬鹿総司!ってか左之さんも平助も千鶴ちゃんも見てないで止めて……っていねえ!!!!!」






***



以下、管理人あて。


十、ゆりあさんは小説を書く時なにか音楽をかけますか


基本的にはかけないです!
普段は何かしら流していますが、物書きとなると(特に薄桜鬼は)無音でひたすら書きますね。
流してもサントラとか歌詞のないもの。
気が散っちゃうし、歌っちゃうしで作業にならない(笑)
軽い作業なら別に流しても良いんですけどね。






以上が、質問レスになります!
たくさんの質問ありがとうございました!
まさかの私にまで頂けるとは…(笑)
総司くんが安定だなーと思いつつ、非常に楽しくやらせていただきました。
ご参加ありがとうございました!

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