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七夕伝説(ハルヤ)

昔、機織りをする未来姫と

牛の世話をするハルヤという真面目な男がいました。

「あなたこそ、私の姫にふさわしい!」

「ハルヤくん…」

二人は惹かれあい結婚しました。

しかし二人は会うのに夢中になり

仕事をしなくなりました。

「真面目に働け!」

怒った洞潔は二人を引き裂いてしまいます。

「姫!!」

ハルヤが手を伸ばしても

未来は天の川の遥か遠く…。

「一年に一度くらい

会ってもいいじゃないですか」

そうフクロウが洞潔を説得し

二人は七夕の夜だけ

会うのを許されました。

「姫!」

「ハルヤくん!

会いたかった…」

「私もです」

再会した二人はきつく抱きあい

「今日はずっと離しません」

ハルヤはそう言って未来にキスをした。

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