名前変換
第五話「見つめていたら気づかれた!」

良く晴れた日曜日の朝。

未来はベランダで洗濯物を干していた。

しかし隣のベランダでハルヤが見ているのには

気がつかなかった。

(へえ…手際がいいな)

ハルヤも偶然ベランダにいたのだが

声をかけるタイミングを逃してしまっていた。

「ん…は、ハルヤくん?!」

「あっちゃー。

気がついちゃったか」

ハルヤは悪びれもなく笑った。

「なんでいるのよ!」

「ここ、俺のかりている場所なんだけど…」

「だからって隣見ないで」

未来は恥ずかしくて慌てて部屋に入った。

「ねえ!

ところで今日は日曜日だよ。

どうせ暇なんでしょ?

どこか遊びに行こうよ!」

ハルヤはいつもの調子で

そんな未来に声をかけた。


to be continued

prev 目次 next