第三話


ケータはカナミを助けると決意し

キュウビやオロチなど

協力してくれそうな友達妖怪を

たくさん召喚した。

イナホも必死で探し

オロチがカナミを見つけた。

しかしカナミはこちらに攻撃をし

パワーアップまでしてしまう。

「ど、どうしたらいいんでしょ」

イマホが頭を抱えた。

「嘆きだ」

フユニャンはそう言ってカナミを見て

ケータにエンマ大王から預かった

エンマブレードを託す。

それを使えば

闇を取り除くことができる筈だ。

しかし闇が大きすぎたのか

完全に除去することはできなかった。

そしてホゲホエールという

彼女に憑りついている妖怪まで

現れてしまった。

ホゲホエールにはお約束が通じず

キュウビとオロチは食べられてしまう。

「ちょっと!

人の萌えキャラを食べるなんて

ひどすぎる!!」

未来は怒ったが

「も、萌えキャラって…」

ケータは呆れた。

「ケータ君!貸して!」

しかし未来は

エンマブレードをケータから

半ば強引に奪い

ホゲホエールに向けて構えた。

「エンマだよ 刀だよ

イケメンエンマが今日も行く〜!」

陽気な歌が流れ

「はあああ!」

未来はありったけの力を込めて

剣を振りかざした。



四話へ続く







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