異国の風習 (ノマ?シカノマナルコ)
「シカマル!」
「なーっ!!」
いきなり現れた恋人はご機嫌で抱き付いて来た。
胸が当たるのも全く気にした様子も無くだ
「超馬鹿!抱き付くなっていってんだろっ、て…何着てんだよお前」
「これエロ仙人からの土産だってばよ。異国の服なんだって言ってたってば!」
露出が少し多いのはエロ仙人だからしかた無いよなぁと話すナルトの言葉は右から左へと抜け
ただ目の前のナルトに目を奪われた。
白い肌に栄える赤色のワンピースにも見える体のラインがよく見えるスリットが入った服(チャイナ服と言うらしい)、そして何時もは二つ結びの髪を団子にして、唇には薄い色の口紅が塗られていた
「お〜い、シカマル?」
「あ、あぁ…似合ってるぜ」
「え…本当か?」
トリップしていたのを引き戻したのは勿論ナルトの声で、俺は見惚れてたとは言わずに慌てて言葉を発せば、頬をほんのり赤らめて小首を傾げるナルトは滅茶苦茶可愛い
恋人馬鹿とでも何とも言え!とどこか投げやりになりつつ俺はあぁと言葉を返す
その瞬間、パァッと顔が真っ赤になり嬉しそうに笑ったナルト
「ありがとうってばよ!」
ぎゅーっと抱き締められ胸が当たるだとか言う前にナルトはハッとした様にシカマルを見上げた
「シカマルって胸大きい方が好きってば?」
「…は?」
「エロ仙人が男は巨乳が好きって言ってたからシカマルも好きなんかなぁって」
自来也さん余計な事言いやがってと内心思いながらナルトを見れば
やっぱ好き?と小首を傾げているのが目に入った
「まぁ、」
「やっぱ好きなんだ!」
むーと頬を膨らますナルト
「最後まで聞けつーの超馬鹿」
「っ〜〜!」
デコピンをすれば額を押さえて唸るナルトは何すんだと瞼にうっすら涙を溜めて睨んできた
「お前ならどんな格好だろうが好きだから気にすんな」
「なっ…!」
カァーと顔を赤くするナルトは小さい声で恥ずかしい奴と胸板に頭をこすりつけてくるナルトに流石に理性が限界に達した
「ナルト…」
「え?…んっ」
顎に手をかけるとナルトの唇を奪う
「んんっ…ぁっ」
舌を絡めるとピクッと肩を揺らしたナルトはギューッと俺の服を握り締める
「ふ…んっ…シカぁ…」
「…ナル…」
ナルトの口から漏れる甘い声に理性が一気に飛んだ
舌で歯をなぞりナルトの舌を絡め、吸ったり甘噛みをするとその度に甘い吐息を吐き出すナルトは苦しいのか俺の腕の中で暴れ始めたため唇を放してやれば必死に深呼吸を繰り返した
「超馬鹿、息ぐらい鼻でしろっての」
「はぁっ…無理って…ばっ」
うっすらと瞼に涙が溜まり、顔をを赤らめ、息を荒らす姿は男の欲望を掻き立てる
「キスだけで乱れすぎだ」
「っ…まって、シカ…」
「待てねぇ」
瞼にキスを落とし止めようとするナルトを無視しスリットからナルトの股に触れ今にも食いますと言う雰囲気の中誰かの咳払いがその部屋に響いた
「ナルトが可愛いのはわかるがのう。わしはこのまま放置なのか?」
「なら、雰囲気を読んで速やかに去っていただけるととても助かります」
「っ〜〜え、エロ仙人!!?」
サラッと言ってのけたシカマルに対し気配すら読めていなかったナルトは顔を真っ赤にして自来也に目を向けた
「はぁ、とりあえずナルトを放すんだのう」
「何の様すか?」
チッっと舌打ちをしつつナルトの上から退いたシカマルは不機嫌そうに自来也へと顔を向けた
「ナルトの危機かと思ってのう」
「責任はちゃんと取るんで問題ないっすよ」
「し、シカマル!?」
例え妊娠しても責任はしっかりと取って結婚するから問題ないと自来也には聞こえ本当にこいつは十代かと頭を抱えたくなっていた
そんな事を自来也が思っているとは知らずシカマルの言葉に混乱状態のナルトにシカマルは幸せにすると唇にキスを落としていた
-END-
ナルトのチャイナ服…萌だわと思ったらナルトを襲うシカマルとそれを押さえる自来也が思いつきこんな駄作ができましたとさ!
2014.9.12 完成
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