1.双子

14年前のふわふわと雪が舞う夜、私たちは名家、クライン家の娘として生まれた。
私たちは双子だった。
一卵性双生児で髪の毛も目の色も顔も何もかもがお揃いだった。
その筈だったのに…。 神さまは私たちに残酷なことをした。
アビィ…私のお姉ちゃんは遺伝子異常のアルビノ。
雪のように真っ白な肌と髪、血のように真っ赤な瞳、という外見で…最初見たときママはショックで気絶してしまったらしい。
一方私は金髪に青目でパパとママと同じ色をもらった。
顔は同じなのに色だけが違う私たち二人は両親から差別されて育つことになる。

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