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初めて彼を見た時、どうしようもなく心が震えた。



まだ幼かったにも関わらず、恋なんて知り得る年齢でもなかったのに、



あたしはその強い瞳に一瞬で恋に落ちた。



願わくば―――


――――アタシダケヲアイシテ。






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