最高に幸せな夜


指でも直人自身でもない舌の感覚に身体がまたふわりと浮きそうな快感が子宮を突き抜ける。

私の太腿の間に顔を埋めて両足をガッチリとホールドしたまま分厚い舌を動かす直人。


「直人っ…シャワーしてないっ私っ…」


汚いから…ってそう思うけどそんなのお構いなしって感じに舌を出し入れする直人。


「後で一緒にシャワーしような」


そう言ってまた顔を埋める。

足が浮いてしまいそうなくらいの快感に直人もまた呼吸を荒げて「ハァ…」っと大きく息を吐き出す。

喘ぐ私に視線を向けながらも指と舌で攻めまくられて、私の中はまた絶頂へと近づいていく。

ピクピクと足を動かしながら「ンンッ…」籠った声を漏らす私に口端を緩めてジュルっと音を立てる妖艶な直人に息が上がる。

子宮の中がヒクヒクと痙攣しそうで「直人っ…」甘い声を出すと、指で突起をキュンって摘ままれた。

その瞬間、ピキーンっと身体の芯を突き抜けるその糸に「ああああああっ…」声を荒げた。

ビクビク揺れる私を見て口元を手の甲で拭うとニヤっと笑って直人が私の隣にコロンっと寝転がった。

上向きで大きく呼吸を繰り返す私に「どう?よかった?」そんな質問。

ドヤ顔の直人が可笑しくてでも愛おしくて…「下半身おかしくなりそう〜直人のせいで」そう言ってピタっと厚い胸に顔を埋めた。


「身体の相性も最高だなぁ俺等…」

「愛があるからでしょ?」

「そ!でっけぇ愛があるから…鍵穴も見つけたし…」


そう言うと直人は私の両頬を包み込んだ。


「直人?」

「ユヅキ…俺と付き合って欲しい」


生まれたての姿で、情事後にそんな台詞…笑っちゃう。

そう思うのに鼻の奥がツーンとして。

泣きそうな私の目の下にスッと指を添えて。


「うん。直人と付き合う…」

「ありがとう。絶対泣かせねぇし…世界一幸せにしてあげる」


ポーっとしちゃって。

何だかプロポーズされた気分だった。

やっぱり私の選んだ人は最高の男なんだって。


「直人…大好きっ!」


ギュって抱きつく私をぎゅうって抱きしめてくれる直人。


「くっつかれるとまた元気んなっちゃうからさ…な?」


今日何度目かのドヤ顔でそう言いながら手を自分のソコに持っていく直人。

硬くぴょっこりしているソレをキュっと握ると「ンッ…」直人の吐息が甘く響いた。


「私もしてあげる」


そう言って今度は直人のソコに顔を寄せる私を優しく撫でた。



――――甘くて甘くて最高に幸せな夜だった。






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