癖になりそう…
あらわになった直人の肌。
白シャツを器用に脱ぎ捨てたそこにあるのは「すっごい!なにこれっ!?」思わず起き上がって直人の上に馬乗りした。
「え?なに?」
急に私に乗られて枕に頭を埋めつつも私をジッと見つめていて。
「腹筋…すごい…」
そう言って手でその上を滑らせると「くすぐってぇ…」って肩を揺らした。
「こんなのもできるよ?」
そう言うと、直人は胸筋をピクピクと動かしてドヤ顔…。
「あっは、すご―――い!」
そう言って私はそのまま直人の肌に舌を這わせた。
途端に腰を少し浮かせた直人は「はぁ…」大きく息を吸い込んでゆっくりと吐き出す。
そのまま私は直人の上でゆっくりとキャミソールに手をかける。
肩紐をゆっくりと抜いてからバンザイで脱ぐとそれをベッドの下に落とした。
「すげぇ眺め…たまんねぇ…」
笑いながらこの場を楽しんでいる私と直人。
6パックな直人の腹筋で、せかせかしていた空気が一変して緩く甘いものに変わった気もする。
「これも脱いで欲しい?」
ブラの紐に手をかけてそう言うとゴクっと生唾を飲みこんで口端を緩ませる。
ジッと見つめる瞳は完全に雄で…。
「ユヅキの誘惑半端ねぇっ!やべ俺なんか…癖になりそうよ!」
そう言って直人が私のお腹に手を触れた。
「本当は脱がせたいけど…脱いでるユヅキも見たい…」
そんな素直な反応にクスって笑って身体を倒すと、一瞬だけ直人にチュって小さなキスを落とした。
すぐに起き上がって「じゃあお言葉に甘えて…」そう言った私は、腕を後ろに回して自分でホックをパチンっと外した。
抑えていたものが外れて緩くなったブラを、片方づつゆっくりと紐を抜いて。
胸を隠していた腕を抜いてブラの最後の肩紐を抜いた私はそれもすんなりベッドの下に落とした。
真っ直ぐに私の胸を見つめる直人は「…こっちきて」そう言う。
言われるがまま直人の方に行くと、腕を引き寄せられてギュっと抱きしめられた。
「すげぇ綺麗だよユヅキ…」
そう言って腕に小さなキスを落としていく直人。
そのまま片手で私を抱いたままクルっと反転して、あっという間に直人が上になる。
「興奮させすぎ、お前…」
耳元でそう囁いた直人は、得意気に笑うと私の顔の横に手をついて、そのまま激しく唇を重ねた――――…
「ンンッ…」
漏れる言葉すら飲み込まれそうな激しいキスに直人の背中にギュっと腕を回した。