宍戸亮 -他校揃い踏みで豪華なメンツが揃いました

*会話文





「よ。やっときたか」

「あ、シシド〜」

「あれ?岳人どーした?」

「あっち。菊丸くんのとこ行った」

「そうか。ていうかお前、すんげぇいっぱい誘ったな」

「?誰がきたの?」

「今回のメンツ、お前が揃えたんだろ?」

「最初はそうだけど、丸井くんと不二が揃えてくれたんだC」

「立海の丸井と、青学の不二?」

「うん。オレ、二人にメールで誘ったら、適当に他集めてくれるって〜」

「それで立海と青学が多いのな」

「う〜んと、あ、ほんとだ。丸井くんと、仁王くんと〜」

「柳と真田、切原だろ」

「幸村くんも来てるね〜」

「桑原は家の用事でこれねーんだと」

「えぇ〜ジャッカルいないの〜?柳生くんもいないね」

「柳生は後で来るってよ」

「立海は6人(後で増えて7人)なんだね〜」

「なじみのメンツだな」

「青学も同じくらいだね」

「不二に菊丸、乾、桃城と海堂に、唯一の中学生もきてるぞ」

「越前?あ、ほんとだー」

「大石と河村は中学でテニス辞めたからな。一応誘ったらしいんだけどよ、二人とも予定があってダメだと」

「そっかぁ、そういえば辞めちゃったんだね」

「他にも橘に伊武、神尾だろ」

「おなじみメンバーだね」

「お前んとこの常連だっけか」

「うん。店番してると伊武と神尾にたまに会うC」

「あの二人、お前いっつも寝てるって言ってたけどな」

「ちゃんと店番してるよ〜?」

「よく言うぜ。いつ行っても突っ伏して寝てるだろーが」

「あ、千石くん発見」

「あぁ、あいつも来てンだな。つーか亜久津もかよ」

「あっくん?すげぇ、どうやって連れてきたんだろ」

「あっくん呼ばわりか…」

「優しいんだよ?寝てたら起こしてくれるし、前に道わかんなくてうろうろしてたら、バッタリ会って、駅まで送ってくれたC」

「丸くなったんだな」

「あっくん、最初から優しいC」

「……子供と小動物には優しいんだな」

「ぶー。子供って何だよ〜」

「ん?あれ誰だ?」

「え?…あ、佐伯くんだ」

「千葉の?」

「うん」

「お前、知り合いだったっけ?」

「顔見知りくらい。オレじゃなくて、不二の友達」

「青学の?」

「だってオレ、丸井くんと不二しかメールしてねぇもん」

「不二が声かけたのか?」

「たぶんね。不二の幼馴染って言ってたから」

「一緒にいるのは、不二の弟?」

「裕太も来てんの?あ、ほんとだ」

「ルドルフって寮なんだろ?全員」

「連休だから実家帰ってるんじゃない?」

「軽く25人くらいいるんじゃねぇか?」

「だよねぇ。跡部、大丈夫かな」

「ん?」

「跡部にメンバー揃えろって言われたけど、全員で何人になるか言ってないC。ていうかオレも知らなかったー」

「そりゃ大丈夫だろ」

「この前きかれたとき、丸井くんと不二しか言ってないんだよねぇ」

「ここ着いたとき跡部に参加人数聞いたけど、だいたいこんくらいだったぞ?」

「すっげぇ。跡部、インサイト?!」

「何がだよ」

「才気煥発!」

「予想かよ…つーか違うだろ。アイツのことだから、丸井と不二に確認とったんじゃねぇか?」

「えぇ〜?違うよ〜。跡部のインサイトだC」

「インサイト関係ねぇだろーが」

「むぅ。…で、トーナメントはどーすんの?」

「人数多いから、ダブルスでやるってよ」

「ダブルス?!」

「おう。誰とペアになるかは自由。せっかくだから、他校のヤツと組むとするか」

「誰と組むの?」

「さて、どーすっかな」

「オレ、誰と組もーかなぁ」

「…お前、ダブルスやる気?」

「当たり前っしょ〜オレだけ見学なんて、やだよ〜」

「お前と組んでくれるヤツがいるといいな」

「なんだよそれ」

「氷帝は誰も組んでくれねぇぞ、きっと」

「そんなことないC!」

「あるC」

「てういかせっかくだから他校の人と組んだほうが面白いんでしょ?」

「…誰を巻き添えにする気だ?」

「オレ、今日の主役!」

「まぁ、そうだな」

「組みたい人と組む!」

「あぁ、そうしろ。で、誰だ?」

「丸井くん!!」

「……だろうな」

「丸井くん、どこ行ったかなー」

「立海の連中なら、さっきティールーム入ってったぞ」

「オレ、行ってくる!」

「断られないようにな」

「しっつれーな。丸井くんなら、よく一緒にテニスするから大丈夫だよーだ」

「シングルスでだろ」

「そうだけど〜。でも、丸井くん普段はダブルスだから、バッチリでしょ」

「相手がジャッカルだからな。お前と組んでくれるかはー」

「なんだよぅ」

「…ま、行って来い。ダメでも立海の誰か捕まえとけ」

「丸井くん、断らないC」

「お前とシングルス対戦ならともかく、ダブルス『組む』だとどうかな」

「?だってダブルストーナメントでしょ??ダブルス組まないとだしぃ」

「…そーいうことじゃなくてだな」

「うん?」

「まぁ、とりあえず行け」

「お〜!」





「…とりあえず見に行くか。ティールームは、こっちだな」







5月5日、跡部宅のお庭にて。
『俺様が祝う部員の誕生パーティ』で主賓を迎えた宍戸亮。
まさか、自分が芥川の希望したダブルスプレイヤーとペアを組むことになるとは、思っても見なかったお昼どきのひとこま。






>>次ページ with 日吉   >>目次

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跡部さま宅では他校プレイヤーも集い、めっちゃ遊ぶ予定なのです。
メインイベントは、テニスのダブルス大会!
(コートは2面あることにしようか。いや、3面?)

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