丸井弁当*ブンジロ4

*会話文






【 丸井弁当の日 】





「ねぇ、まるいくん」

「おう」

「オレ、明日学校…」

「俺も学校だ。一緒だぜぃ」

「朝も早くてー」

「朝練だろ?」

「まるいくんも、朝練習あるんだよね?」

「とーぜんじゃん」

「…朝、早いよね?」

「おう!弁当も作んねぇとだしな」

「大変じゃない?」

「ま〜最初ん頃はな。中学の時からやってるから、慣れた。
朝ご飯と弁当は俺の仕事だしな」

「えらいCー」

「ジロくんも弁当だろい」

「うん。お母さんが作ってくれる〜。でも、たまに持っていくの忘れちゃうんだよねぇ」

「おいおい。せっかく作ってくれたのに、忘れたらダメだろ。
明日はどーすんだ?」

「まるいくん家から直で学校コースだから、学食のよてい〜」

「よし、じゃジロくんの弁当もいっちょ作るか!」

「まじまじ!?やった〜うれC!」

「持ってくの忘れんじゃねーぞ?」

「ぜったい忘れない!けど、増えたら大変じゃない?」

「ぜ〜んぜん。親父と母ちゃんのもやってるから、1つ増えるくらいどーってことねぇ」

「ありがと〜」

「朝練7時半からだっけか?じゃあ、ここ6時20分くらいに出れば間に合うな」

「ちょー早い。。。何時に起きればいいかな〜」

「ジロくんは6時でいいだろ。朝ご飯食って、そのままゴーだ」

「まるいくんは?」

「ん?俺はー、そうだな、5時半ってとこか」

「早っ!!」

「毎朝5時50分には起きてるから、どーってことねぇよ」

「…すっごい」

「そうか?」

「うん。オレには無理〜。じゃ、そろそろ寝ないとじゃないの?」

「いんや、だいたいいっつも11時に寝るから……あと1時間だな〜」

「……オレはいっつも10時だC」

「ジロ君、早いからな〜」

「9時くらいに寝ちゃうこともあるよ」

「…子供か!」

「だから、………眠いかも」

「おいおいおい、何言ってンだよ。まだこれからだろい」

「もう10時で、寝る時間だよぉ」

「俺ん家での就寝時間は11時だろ?」

「そうだけど〜」

「ほらほら、休憩は終わり!」

「うぅぅ…。まだ休みたい」

「なぁに言ってンだ。もう十分だろい」

「オレまだ無理」

「無理じゃない!」

「あんっ…ちょっ、…ダメだって」

「ほら、足開けよ。挿れさせろい」

「やっ…もぉ〜、復活早すぎだよぉ」

「ジロ君こそ、へばるの早すぎんだろ」

「うぅぅ」

「体力無さすぎ」

「…まるいくんが元気すぎるだけだし」

「ふっ…。立海テニス部の体力、ナメんなよ?」

「……もうムリ〜、明日起きれない」

「だいじょーぶだいじょーぶ」

「…立てなくなっちゃう」

「あん?ンなことねぇだろ。どれどれ…」

「ひゃっ…!」

「ほぉら、まだまだイケんだろ?」

「やっ…ちょっ、んんっ…だめ、もう…さわんないでよぉ」

「お。かたくなってきた。よしよしジロくん、イイこですね〜」

「ひ…っ…あぁ…」

「この調子で挿れてみましょうかね〜」

「やぁ…っ」




「はぁ〜、やっぱジロ君の中はあったかくて、サイコー♪」




「んん…っ…あっ…
もう!…あんまし動かないで欲しぃ…」



「あと1時間、ちゃ〜んと付き合えよ?」


「ひゃっ…い、いちじかん……ッ…?」


「愛を確かめ合おうぜぃ」


「じゅうぶん確かめあったよ…」

「まだまだ足りねぇ!」

「もう、なんで……っ…タフすぎ」

「手ぇ放り出してないで、腕まわして、ちゃ〜んと抱きしめろよ」

「…あぅぅう」

「ほら、口あけて。とっとと舌だせ、吸わせろい」

「ひゃん…っ!」






(もうっ…ぜったい、起きれないよ…うぅぅ)

























「なぁ、亮。こいつ…」

「ああ」

「死んでねぇ?」

「だな」

「朝練出ねぇのはいつものことだけどよ」

「1限からずっとこの調子だ」

「……どーかしたんかな。具合でも悪いのか?」

「おい、ジロー。昼メシどーすんだ?学食行くか?」

「……………べんとう…」

「ん?弁当箱違くねぇ?」

「見てみろ岳人。すんげぇ量……」

「しくしく……あちこちいたいよぉ」

「大丈夫かよ」

「がっく〜ん…」

「ほら、しっかりしろよ」

「どこがいてーんだ?保健室行くか?」

「ししど〜


………腰と、オシリ、ズキズキするしぃ」






「「・・・・・・・・」」








「となると、…丸井弁当か、これ」

「量がすげぇわけだな。
あいつ、自分で作るって言ってたっけ…。
でも、ジローにも同じサイズかよ」

「……まるいくんはもっと大きい弁当箱で、オニギリも倍持ってってたよ。。。」



「…おまえ、食えんのか?」

「……がんばる」









(終わり)


>目次


*****************

ちなみに弁当はさすがに多すぎて、購買のパンじゃ足りなかった宍戸と、丸井弁当の美味しさに感激した向日が半分手伝ってくれたらしい。
丸井くんはスーパータフネス。
ジローくんも体力ついてきた方だけど、まるいくんは上の上を行くという。

部内で練習試合を行う日だったのに、レギュラのジロが出ないので跡部さまご立腹。
が、いつものベンチではなく、保健室で寝ていると聞き、さらに『丸井弁当』を向日に聞いて…
怒りのクレーム電話を立海・真田に入れ、罵詈雑言をあびせかけたそうで。





[ 13/97 ]




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -