貴珠賤蜂より出ず


10




教室から出ると忍は専門科目とかについて、いろんなことを教えてくれた。

俺達のクラスは水道等の配管から建築に携わる全てのことを勉強するらしい…

なんでも他のクラスに比べて科目が多いらしい。



「大変…なんだ…ね」


「そーなんだよー、めんどくせーったりゃねーんだよなー。あ、俺達の教室は三階にあったろ?」


「あ、うん」


「実は5組だけクラスが離れてて他のクラスは別の隣の棟にあるんだぜ。今現在いるこの棟は設備棟っていって一階が木工室、機械加工室、衛生実習があって、二階には第一空気調和実習室と第二空気調和実習室、それと3年5組の教室があるんだ。んで三階がさっきまで俺等がいた2年5組の教室と1年5組の教室と製図室があんだ!OK?」


丁寧にどこの階に何があるのか教えてくれた忍は、ふひひっと笑っている。



「一応…平気…」



どうりでさっき教室に来る途中に工事みたいな部屋があったのか納得できました…


「ちなみに木工室には何故か洗濯機がある」


真顔でいう忍。
これは笑ってもいいのかな?




「さてさて、んじゃ次行こーか〜♪あ、ちなみに気をつけろよ?この学校機械がある関係で無駄に広いし入り組んでるから迷子になるぞ」



「Σま、迷子!?」



「そーそー、俺も何回か迷子になったし…先生たちでも迷子になるし。だから迷子対策にこの学校のあっちこっちにかなりの校内図があっから迷子になったら見るといいぞ!現在地も印してあるからな!!」



………なんでふんぞりかえってるんだろうか…
忍って変だな…



prev | next


back main top 


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -