これが俺等のJK(常識)だ。


16



「おい、奥島ぁ」


先生に呼ばれた雅也はいかにも不愉快とてもいうように顔をしかめ教科書から顔を上げた



「なんですか」


「なんですか。じゃねぇよ、その教科書に隠してあるヤツだせ」


「先生…幻覚でも見えてるんですか?視覚障害でも起きてるんですか?あぁ…先生は年でしたね(笑)老眼でしたか」


やれやれと肩をすくめる雅也に対し先生は、すばやく雅也の教科書に隠してあった本をとった



「奥島ぁ…大体予想はついてたが……またエロ本読みやがって!!!!?それと俺はまだ24だ!?」



あぁ…エロ本だったのかぁ〜って

エロ本?


「チッ…」


ものすごく悔しそうな顔をする雅也。



てかエロ本とか授業中に見るもんじゃないよね?



「先生…エロ本は男のロマンですよ(真顔)」




Σ雅也さぁぁぁぁぁん!?
真顔でいうことじゃないからね!?
そんな真剣にいうことじゃないからね!?


「何がロマンだ馬鹿!?授業中に見るもんじゃないだろうが!!」


「先生…わかってないですね…あ、ちなみにその本の表紙は人妻ですよ。なかなか胸が…」


雅也!?語り出すことじゃないからね!?



「語りだしてんじゃねぇよ!!真剣に聞け!!」


「先生。俺はいつでも真剣です。女の胸には男のロマンと夢がいっぱいつまってるんですよ?先生には性欲がないんですか!!」


黙れ。この性欲が」


その言葉を聞いた雅也はあきれたようにため息をつき頭をふった。





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