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ダークブーツで飛び舞っているが

使いこなせてないのか、少しふらついている

そのまま後ろに船(いや潜水艦?)があることに気づかず


シ「ちょ、あぶなッ」

Σゴンッ

頭をぶつけて海に落ちてしまった


シ「おいおい、マジかよ…」

船では、優威が落ちてきた時の水しぶきが意外にも大きくて何事かと甲板に全員がいた


ロ「ペンギン」

ぺ「なんだ」

ロ「今のやつは能力者だろう…拾ってこい」

ぺ「…アイアイ、キャプテン」


ペンギンという帽子のかぶった男が海に飛び込もうとした瞬間


『ぷはぁッ!』


「「「ッ!!?!??!?」」」

『あー頭痛い……死ぬかと思った…』


ぺ「おい……大丈夫なのか?」

『あ、はい。すみませんでしたー』


「どういうことだ?」「能力者じゃないのか?」と、甲板ではヒソヒソ話でザワついている


ロ「おい女……ここに来れるか?」

『え?あ、はーい』


『お願い……ダークブーツ…』
ボソッとつぶやかれた言葉によって
優威は甲板と同じ高さまで上がってきた

そして空中に浮いている状況である


「「「……………………」」」

クルー全員が唖然としていた

普通、能力者なら海に弱いからだ
それなのに沈むどころか
自分で泳いで海面に顔を出し
尚且つ空中に浮いているのだ
不思議でたまらないだろう


そんなことを他所に優威は

『ごめんなさい…船?傷ついてないですよね……?』

船の心配をしていた

シ「ああ…大丈夫だ!そんな脆くないからな!!」

『よかった〜ホントごめんなさい周り見ていなくて…』

ロ「おい…女」

『……あ、はい?』







ロ「お前……能力者か?」







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