〜キセキの待ち合わせ系統〜


�C緑間真太郎
時間厳守！５分前行動






『よし、ちょうど待ち合わせ時間に着きそう！』



真ちゃんはどこかなーっと、
背が高いし見つけやすいはずなんだけどな




「君面白いね〜何で目覚まし時計なんて持ってるの？」

「今日の俺のラッキーアイテムなのだよ」

「何それ本当面白い！」




…真ちゃんが女の人に囲まれてる。
それも綺麗なお姉様方に！


写メって高尾ちゃんに送ろうかな。



「私君ともっと話たいな〜これからどっかいかない？」

「悪いが俺はこれから約束がある」

「約束ってもしかして彼女とか？」

「ああ」

「ええ〜ショックー！」



どどどどどうしよう！
出ていきにくい…
それに！あんな綺麗なお姉さま方のところに「私が彼女ですてへぺろ♪」なんて現れにくい！



「じゃあせめて電話番号教えてよ、彼女とデートじゃない時に私と遊ぼう♪」

「あ、私もー♪」



………………((｀-皿-´)ﾑｶｯ


ちょっと何あの女二人！
私が隠れて見てりゃあいい気になりやがって！
それも距離近すぎ！
なんでさりげなく腕絡ませてんの！！





『真ちゃんは私の彼氏です！』



我慢出来なくなって真ちゃんのそばまで駆け寄った


突然現れた私に真ちゃんも女の人も驚いていた



『なに真ちゃん逆ナンされてんの！』

「名前が遅いから絡まれたのだよ」

『私ちゃんと待ち合わせ時間には来てたんだよ？』

「５分前には着いておくのだよ」


ご、５分前……Σ(´□｀;)





「遅れてきたあなたが悪いんでしょ」

「彼に文句言う前に謝りなさいよ」


私と真ちゃんが話していると女の二人が割って入ってきた


「彼氏に文句しか言えない彼女なんて最低ー、君もこんな彼女と早く別れちゃいなよ」

「あなた彼につりあってないんじゃない〜？」


女の人二人は笑いながら私に言ってきた




（確かに真ちゃんは背も高くてかっこいいし、私じゃ全然つりあってないって自分で分かってるけど…）




他の人にバカに去れるのは腹が立つし、くやしい！


くやしくて涙が溢れそうになる。



「そこまでにしろ」


突然真ちゃんが口を開いた


「これ以上俺の前で名前をバカにすることは許さないのだよ」



（真ちゃん…すごく、怒ってる）


真ちゃんがこんなに怒ってるのは初めて見た


「わ、私達は別にバカにしてるつもりじゃあ…」

「ただちょっと君への言い方がひどいって……」



真ちゃんが怒っている姿に驚いて女の人達は少したじろいでいた




「そんなことお前たちにとやかく言われる筋合いはないのだよ」




真ちゃんはそう言うと私の手をぎゅっと握りしめてくれた







「な、何よムカつく！」

「もういいよ、行こうよ！」



女の人達は腹をたて私達の前から去ろうとした。
でも、



「待て」


真ちゃんがそれを止めた。




「何よまだ何かあるの？」

「名前を最低だと言ったことを取り消せ」

「は、はあ？」

「取り消せ」


女の人達は真ちゃんの顔を見て少し泣きそうになっていた


『し、真ちゃんもういいよ！私は気にしてないから、ね？』



真ちゃんははあ、とため息をついて女の人の腕を離した
真ちゃんが腕を離すと女の人達は走って逃げていった




『真ちゃんやりすぎだよ、あの人たち泣きそうだったよ？』

「それは名前も同じなのだよ」

『え？』


何で私も同じなの？



「あいつらに言われたとき泣きそうになっていたのを俺が気づいてないとでも思ったか？」

『あらら…やっぱり真ちゃんにはバレてたか』


バレないように下向いてたのに。




『でも私嬉しかったなー』

「嬉しかった？」

『真ちゃんが私のためにあんなに怒ってくれるなんて、愛を感じちゃった♪』

「べ、別にあれは名前のために怒ったんじゃないのだよ！///」



真っ赤な顔で否定されても説得力ないよ真ちゃんw


でも真ちゃんのそういうところが大好きなんだけどね！



「名前は俺の彼女なのだよ」

『うん』

「最低なんかではない」

『うん』

「…最高の彼女、なのだよ///」

『ありがとう、真ちゃんも最高の彼氏だよ！』







（次は逆ナンに気をつけてね？）
（名前も早く来るのだよ）
（いや、私ちゃんときてるけど…）
（５分前行動だ）



（………Σ(-ω-；)ﾘｮｰｶｲﾃﾞｽ）


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