---04.手を取って、雨の中を駆ける---



「・・・自転車の片手運転だめだろ」
「突っ込みそこなの?」
「いや良く刺したまま忘れるし」
「・・・」
「俺も入れてくれるなら取ってくるぞ」
「!」
「濡れちゃうじゃん」
「少しなら全然構わないし」
「それなら私だって」
「そうか。だったら」


「走るぞ!」
「えぇ!」
「急に何すんのよ」
「だって濡れてもいいって言ったから」
「それに」
「早く帰らないとアニメ見逃す!」
「ああそうかい」

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