「ごめんね、琉生兄。」「嫌いじゃ、ない?」「もちろん!」「じゃあ…好き?」「うん。」「ううん、男と、して。」「え?」「僕は、好きだよ…!」琉生兄が私を抱きしめる。「好きなの、僕だけ…?」「ううん、私も好き…。琉生兄が、好きだよ。」「…良かった。」琉生兄の抱きしめる力が少し弱くなる。「僕のこと、断って、椿兄さんとなんか…してたから…。」「…琉生兄、嫉妬?」「そう、かも。」チュッそっと唇を重ねた。【僕だって】(男だから…) prev next ▼