今回の『絵空事の牢獄に閉じ込めた理性』ですが、リニューアル前は四ページでした。日常の話を追加したので六ページとなっております。
リニューアル前の初公開時にも申しましたが、タイトルに含まれます『絵空事』はTwitterにてタイトルに使用する単語を募集した際にちひろさんが送ってくださったものです。ありがとうございました。
私、記憶の限りですが、自分の“考え方”というものにおいて、人生で一番学んだといいますか影響を受けた曲が『絵空事』というタイトルなので、緑間真太郎ではないですが少し運命なるものを感じました。

絵空事

お時間があるときにでもどうぞ。
曲中でも言っている通り、“今ここにあるものがすべて”です。アイヴィーも色無もそんな生き方をしているかと。永遠を知るよりも快楽を求めていたりもしますしね。個人的に一番好きな歌詞は『感情なんてだれかの錆びた物差しで測るものではないだろう』です。ついつい人の気持ちを推し量ってしまう傲慢な私には今も昔も痛い言葉です。
その分色無にもアイヴィーも、基本的に相手が口に出さなければ動かない、日本人から見ればある種冷たい人間になってもらっております。彼らにとって冷たいという認識は無いと思いますが。彼らなりの正義の一種ですね。……正義って言葉が二人に似合わなすぎました、すみません。
こちらは当時も申していなかった（と思う）のですが、ほかの候補としては
�@囲われた絵空事
�Aえそらごとのかたち
�B絵空事の燃え殻
�C絵空事に理性を溶かして
�D腐り落ちた絵空事
がありました。大体絵空事が可哀想なことになっています。決定稿は逆に絵空事が理性を閉じ込めていますが。なんかそういうところからもぼんやぁりと察していただけたらなと思います。絵空事がどんなことを指すのか、とか。
ボツになったとはいえ、一度は考えたものですからきっとこの先、絵空事という単語を別のものに置き換えて使ったりするのではないでしょうか。タイトルって作品の空気を作る大切なものだと思うので考えるのがめちゃくちゃ難しいです。そう簡単に思いつきませんから、再利用していきたいな、と。
まったく貧乏性でいけませんね。もっと語彙力とか想像力があったのならボツにしたものは気にせずごみ箱にぽいぽいできてしまうんですが。
ご愛嬌で許してはいただけませんか。

今回は特に長くなってしまいましたが、追記で別の話題も。
それでは、まずはお礼まで。